京都散策は朝がいい(新緑の上賀茂、東山~岡崎)

 4月中旬の先週、共同研究のために2泊していた京都での朝は、鴨川に架かる五条大橋から、





 上賀茂神社を参詣してきました。好天下で、4月中旬の心地良い陽気の中、混雑する前の広い神社でゆっくりできました。




 陽光に、上賀茂神社の紋になっている葵。桜のすぐ後の時季の緑はいいですね。

 同じ日、研究の合間の日中に伏見稲荷に行ってきたフランスからの共同研究者の先生は、「良かったけどめっちゃ混んでた、クレイジーだ」とおっしゃっていたので、朝の散策をオススメしなければと思ったところです。しかし、欧州から来ると日本の朝の時差ボケがつらいのも確かですが。

 こちらは五条大橋の東に位置し、豊臣秀吉に縁のある豊国神社、さすがの瓢箪に、




 そのすぐ北隣にある方広寺。歴史を揺るがせた梵鐘の「国家安康」「君臣豊楽」の銘文には今、白く目印が付けられています。

 そして、清水寺に向かう道も、




 産寧坂(三年坂)も、


 八坂通りも、朝ならこれだけ空いていてのんびり歩けます。


 円山公園。上下どちらが空かを見間違えそうな絵が撮れました。


 岡崎公園から、平安神宮


 冷泉通りの琵琶湖疏水沿いや、他に木屋町通りなどでも4月中旬に桜が見られました。

 この琵琶湖疏水は、琵琶湖の湖水を京都市内に流すために、明治時代に作られた水路。この疏水沿いを大津から山科経由で、蹴上~東山まで直通している鉄道は京阪から京都地下鉄です。京阪でのその紹介が、こだわりを感じられて行きたい気持ちにさせられます。

 4月中旬の京都は、とにかくまだ残る桜の花と新緑の映える時季でした。違う季節にまた来たときも、また朝走って回りたいものだと思います。