【欧州】ドイツ・フランクフルトで動物園と博物館巡り



 3月末に親戚を訪ねつつ、ドイツのフランクフルト (Frankfurt am Main) に行ってきました。こちらの1歳の人や向こうの2歳半の人も一緒だったので、片道3時間の道程を日帰りで往復したりはせず、市内やその近郊など初めて訪れた街を楽しんできました。







 フランクフルトでも、ちょうど桜の咲く季節。着陸する直前の飛行機からも街に、薄紅や白、黄色など色とりどりの花が見えた通りの景色でした。




 これは到着翌日に行った、ゼンケンベルグ自然博物館 (Senckenberg Naturmuseum)。



 直前に上野の国立科博で大哺乳類展に行っていたこともあり、並ぶ恐竜の骨格標本以上に興味を引いたのは哺乳類の標本たち。7歳の人は「オカピが一番よかった」と驚きの感想(恐竜じゃないとは!)と口にしたり、




 私も海の哺乳類の、重力を気にせず水中を前に進む骨格のつくりに見入ったりしていました。

 博物館の標本はどうやってできているのかについて、最近読んで面白かった記事がありました。そう、遭難や事故に遭って助からなくなってしまった動物を、彼らについてよく知るために保存しているという過程があるのですよね。上野の国立科博(本館)にも、鎌倉の由比ヶ浜に漂着したシロナガスクジラ骨格標本があったはず。
 ⇒『へんなものみっけ』をみっけ(ほぼ日)


 なお、フランクフルトの大聖堂近くのドイツ料理のレストランPaulaner am Domに並んだ動物の顔の模型(写真の下端に並んだもの)を見て、7歳の人はシカの仲間とウシの仲間の角の違いを力説してくれました。私はその説明を聞いて始めて違いを知りましたが・・・。


 あとは “噴煙” の上がる火山の展示とか。
 この博物館のファミリーチケットは20ユーロ(2019年3月現在)で子連れが使えますが、小さい人を連れていてもチケット売り場で向こうからは案内してくれません。自分で現地の料金表を見て指定する必要があります。

 翌日、ゼンケンベルグの次に行ったのは市内の動物園。


 初めて見て学べたのは、ヒト以外のヒト科ヒト目の動物たち。オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、そしてボノボ
 数を多く増やしているヒトに進化的には近いのに、これらの種はいずれも絶滅危惧種であるということ。その事実は、様々な生き物が地球上で自身の生活を守りながらも、いかに地球上で共存するかの問題を考えさせます。

 もう一つ、滞在最後に行ったのは市内の通信博物館 (Museum für Kommunikation Frankfurt)。昔の電話機が並んでいて試しに使えるのが面白くて、離れた場所にいる人の声が聞こえるありがたさも感じさせられました。


 普段は大人のスマホにまっすぐ向かってくる1歳の人も、古い機械に興味津々。


 電話交換機のしくみも興味深かったのですが、背景知識なしに小一時間覗いても、中身を理解するのは簡単ではありません。次にこういうものを見られることがあれば、事前にWikipediaくらい読み直しておきたいものです。

電話交換台(パッチパネル、Wikipedia

 最後に、小さい人たちもお昼に楽しめたレストラン2つ。


 ゼンケンベルグ博物館から西に数分歩いた所にある、Frankfurt and Friends


 大聖堂の隣のPaulaner am Dom

 どちらも親切な人に迎えてもらいつつ、小さい人たちもスパゲッティやピザにポテト、サラダなど食べやすいメニューもあり、楽しくドイツ料理をいただいてありがたい限りでした。



 別の日には別の町、フランクフルト近郊のマインツにも行ったのですが、そのことは次のこちら(↓)で。

●ドイツ・フランクフルトで動物園と博物館巡り(2019年3月)
ドイツ・マインツの教会と印刷博物館(2019年3月)
歴史的な日からドイツは三十周年