2週間前、9月中旬のドイツ。デュッセルドルフの隣町、ノイス(Neuss)での学会初日は午後開始だったので、朝の散策jogを暗いうちに切り上げて、遠くハイデルベルクまで足を伸ばしてきました。旧市街をネッカー川の対岸・高台から見下ろす眺めが、期待を裏切らない眺めでした。
高台の哲学者の道(Philosophenweg)から。ネッカー川に架かるのがカール・テオドール橋(Karl-Theodor-Brücke)で、その奥に見えるのが旧市街の中心にある聖霊教会(Heiliggeistkirche)。逆光の中、左手奥にあるのがハイデルベルク城(Schloss Heidelberg)。
観光客が多く賑やかな旧市街の中心。左の建物が市庁舎(Rathaus)で、奥にハイデルベルク城。仕事前で残念ながらこの城も、「ドイツ最古の」ハイデルベルク大学もゆっくりとは見られませんでしたが、古城街道の入り口を少しでも垣間見ることができたのは嬉しいことでした。
哲学者の道(Philosophenweg)。
その道の西側の入り口、Neuenheimer Landstraße。見どころの集まる旧市街と違い、川の対岸は静かで落ち着けました。ここで落ち着きすぎて、他を回る時間がなくなったのも事実でしたけれど。本当はもっと時間をかけて回るべき所だと、ちょっとは分かっていましたけれど。
テオドール・ホイス橋(Theodor-Heuss-Brücke)。ハイデルベルクの旧市街だけでなく、対岸も目指すと立ち寄れる橋です。
青い!
このハイデルベルクに行くのに朝から乗った、ICE (Intercity Express)。ミュンスター(Münster)から来てミュンヘン(München)まで向かうこの列車が、デュッセルドルフから停まった駅は、
・ケルン(Köln)
・ボン(Bonn/Siegburg)
・フランクフルト空港(Frankfurt Flugh.)
・古城街道の出発地・マンハイム(Mannheim)。さらに、
・シュトゥットガルト(Stuttgart)
・ウルム(Ulm)
・アウクスブルク(Augsburg)、そして
・ミュンヘン市内の二駅
とのこと。列に並ぶ都市の名前を見聞きするだけでワクワクする鉄道の旅の醍醐味を、ドイツは味わわせてくれると実感できました。
マンハイム⇔ハイデルベルク間の移動は、ローカルのS-bahn。
デュッセルドルフからICEだと一駅のケルンも、歴史ある街。
言わずもがなの、巨大なケルン大聖堂(Dom)。駅側には、平日の昼間から階段に座り広場を楽しむ人たちがたくさんいたのですが、あれはみんな観光客?
仕事の前にいただいた、平日昼間の「ケルシュ(Kölsch)」ビール(“ライバル”のデュッセルドルフ名物、アルトビールと違ってライト)に、
ニョッキ(Gnocchi)の添えられたSchweinemedaillons im Speckmantel(日本語で何と言えばいいのかは不明)も美味でした。
お店はココ。⇒Consilium@Köln
なお、この旅では切符を買うときに、「2人でデュッセルドルフ⇔ハイデルベルクをICEで往復するなら、こっちの方が安いわ」と案内されて3日間有効のGerman Passを買ったので、それを存分に活用させていただいたのでした。
蛇足ですが、窓口で切符を買うときはただ列っぽいところで待つのでなく、この機械で受付番号を先に取らないと、いつまでたっても呼ばれないようです。当日これを忘れていたら、狙ったICEに乗れずにハイデルベルクまでは行けませんでした。備忘録。
また鉄道旅がしたいです。
●空の澄んだ9月のデュッセルドルフ~ノイス@ドイツ(2018年9月17-20日)
●ドイツの鉄道旅・デュッセルドルフ~ケルン~ハイデルベルク(2018年9月18-19日)
●ドイツ・アーヘン(Aachen)の歩き方(2018年9月20日)
●論文出版からの嬉しい国際会議での再会@Nanotoxicology2018, Neuss―ナノ粒子吸入曝露による発達神経毒性(2018年9月20-21日)