茨城を鉄道で「ときわ路パス」で回る

 先週末、もうすぐ96歳になる祖母に会いに水戸に行ってきました。都合があり今回は車でなく、鉄道で、しかし普通列車で取手から水戸までを往復しました。

 元々の予定では、往路で土浦~水戸まで特急「ときわ」に乗る予定だったところ、取手で素早く特急券を買うことに失敗し、普通列車で水戸まで往復することに。このとき、私が取手で「『ときわ』の特急券を・・・」と尋ねた相手の駅員さんの聞き違いで「ときわ路パス」を売られ、偶然にもこの便利な周遊きっぷを知ることができたのですが。



 この「ときわ路パス」は、茨城県内+αの普通列車が2150円で1日乗り放題というものでした。こちらは特急「ときわ」の特急券を尋ねたつもりが、おいおい、これだけ持っていても特急列車に乗れないではないかと一時不満に思ったのですが、取手~水戸を往復するにはその不満を埋めて余りある便利さでした。
 というのも、取手から水戸までの電車は普通に乗っても片道1317円なので、この区間を日帰り往復するなら「ときわ路パス」を買ってしまえばOKというわけです。


 土浦を過ぎて住宅地が急に減った直後、神立までの間に広がるハス畑(だからレンコンが茨城県南の名物の一つなんですね)の風景とか、おぉっと思う素晴らしさでした。


 夕暮れ前の高浜~神立間、南東側から見た筑波山

 さらに、この「ときわ路パス」は有効範囲にJRだけでなく、取手~守谷~下館の関東鉄道茨城県内の他のローカル線(茨城県でもJR宇都宮線古河駅と、つくばエクスプレスを除く)、さらに栃木県でも真岡鉄道(下館~茂木)も含まれているのです。ただし、購入はJRの駅でないとできないようです。

 なお、水戸は上野から常磐線で特急だと1時間10~20分で普通だと2時間弱、茨城県南の取手から水戸までも土浦で特急に乗り換えれば1時間10分ほど(日中1時間に1本)、普通列車だと1時間20~30分(日中1時間に2本)という路線です。普通列車は、土浦と高浜で立て続けに数分間停車したり、水戸始発で出た直後の赤塚での特急の通過待ちしたりすることがなかったら良いんですけどね・・・。


 従姉妹家族と上った、水戸の茨城県庁の展望台(26階)から。市内のあのクネクネした形をした芸術館に、5歳の人はまた行きたかったらしい。今回は時間が足りず行けませんでしたが。

 このときわ路パスのようなフリーパスは、行き先未定でも使えるのが便利でありがたいところです。今度はうまく特急券も購入しつつ、また茨城を鉄道でも回りたいものだと思います。

 ※しかし、2015年に特急愛称を「スーパーひたち」「フレッシュひたち」から「ひたち」「ときわ」に変えたJR、「ときわ」の特急券を買いたいというリクエストを「ときわ路パス」に聞き違えるとかいったい・・・。今回は日帰り旅程でよかったですよ。
 ※なお、取手など特急の停まらない駅の券売機でも、特急券は難なく買えます。あとで確認したらすぐに分かり、私に焦りからの見落としがあったと分かりました。タッチパネル上での行き先選択ボタンの順番が、水戸駅などとはだいぶ違ったようです。