アヤメ(花菖蒲)の株は水の中から出るのを見ることが多く、日本の首都圏にいると6月の前半、梅雨入りの水の多い雰囲気と重なるように思います。関東の東端だと茨城・潮来~千葉・佐原の「水郷」でアヤメ祭もありますしね。
しかし、Wikipedia-アヤメを調べてみると、「アヤメ Iris sanguinea」は元々山野の乾いた草地に自生するもので、湿地に生えるのは同じアヤメ属でも別種の「ノハナショウブ Iris ensata Thunb.」やその園芸種の「ハナショウブ Iris ensata var. spontanea」、湿地や水中に生えるのはこれも別種の「カキツバタ Iris laevigata」らしい。そうだったのか。たしかに平地でも、街路樹の下の乾いた土に生えるアヤメの花もよく見るよなぁと思いました。
(翌週追記:湿地に生えるアヤメにヒオウギアヤメ(Iris setosa)も⇒6月に日光植物園)。
6月上旬の先週、職場近くの金町駅(葛飾区)には「葛飾菖蒲まつり」の提灯がかかっていました。これを見て、水元公園であやめ園があるのを思い出し、帰宅時に三郷まで走っていく途中に寄ってみました。なお、葛飾区には水元公園と堀切菖蒲園の2つの大きな菖蒲園があるそうです。
葛飾・水元公園。八潮駅や金町駅からバスで行くことができます。
この葛飾でのあやめ祭は、6月18日の日曜日まで。6/18までのあやめ祭と言えば、我らが守谷の四季の里公園でもあることに気づき、そちらにも行ってきました。
●平成29年度 葛飾菖蒲まつり(葛飾区)
●もりやアヤメ祭(守谷市)
少し歩くだけで様々な色をしたアヤメの花を見られるのが、この守谷・四季の里公園の面白いところです。
で、このあやめの身頃はこの日曜までだーと思っていたのですが。直前の金曜の夕方、守谷~取手あたりでは雹が降りました。この週最後の打ち合わせに走って向かっていたところ、近くで雷が鳴り始めたので危険を察し、一駅だけ列車に乗ることにして駅のホームに上がってみたら、
強風、豪雨。風で吹き込んだ雹がホームに転がっていました。
土日は好天に恵まれそうなのでよかったのですけれど。祭の花は無事だったでしょうか。
●2011年6月の守谷・四季の里公園(あやめ)
●2016年6月の幸手・権現堂(あじさい)