これがシャチの、イルカたちの力だ

 昨日の「南房総・鴨川がイイ感じ」のつづきです。ここで見た、シャチのパフォーマンス。



 他の所のイルカのショーで感激したことのある人は、ぜひ鴨川でシャチの迫力を感じていただきたいものです。

 ショーの開演前から「プールの近くは水がかかりますのでご注意ください」とアナウンスがあります。が、それ以上はシャチと人との距離を遠ざけない構造。
 ショーが始まれば、11段の客席のうち下から6段目まで(正確には7段目の足元まで)海水がかかるという迫力です。これを見るためだけにでも、また鴨川に来たいと思えます。実際に私たちは、この1日半の間に5回ショーを見ました。
(1歳児も、このショーの音楽が聞こえると「あっちー」と指差しだしました。大きくて色もはっきりしているので、見てよく分かるのでしょう。)



 前列で観る人は、ケータイやデジカメを守るのが正解です。かかるのは海水です。



 本当に力強くて、写真を見ながら、どんな生物なのかと関心を持ちました。
 寒い地域の海に多くて、分類としては、クジラやイルカが含まれる「クジラ目」の一つの生物種とされているとのこと。でも、シャチの中のさらに細かい分類については、分かっていない部分も多いのですね。

 天敵はいないとされ「Killer whale」の英名も持つ大型動物です。いったい、どうやってあんなショーを始めたのか。どうして始めようと思えたのか。私にはその答えは分かりませんが、すごいと思うばかりです。
 Wikipedia(英語)では、最も早いシャチ飼育は米国・マイアミで1970年からとあります。鴨川シーワールドでシャチ飼育が始まったのも1970年なので、ここも同じ年からですね。

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 他にも鴨川シーワールドでは、水中のベルーガの声をマイクで聴くことができます。なんと会話もできます。
 4年前だったか、あるテーマパークで「ウミガメと会話ができる」というアトラクション(?)があり、それは楽しみと思って行ったら失望したことがありました。ただのアニメ仕掛けで、そのキャラクターに人の声が入っていただけだったので…。

 その点、鴨川なら裏切りません。イルカの歌を聴けます。ベルーガと会話できます。それに、「シャチと会える水族館」(全国水族館ガイド)にも書かれている、この

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水族館のパフォーマンスタイムでは、シャチとトレーナーの間に、お互いの信頼関係がしっかり築かれているのが見て取れる。
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というのを、心から感じることができます。そして実は私たちも、シャチのパフォーマンスの水しぶきをかけられてしまったところ(少しですが)。


 面白い年のスタートになりました。