うどん、高松城、水族館、丸亀城と香川旅

 学会で出張だった先週末の翌週、この9月下旬の連休は久しぶりの四国、うちの小さい人にとっては初めての四国に来ました。きっかけは四国水族館の招待券(有効期限が来月末でした・・・)

 今回の四国入りは高松空港から。前に来たときはサンライズ瀬戸だったので高松空港は初めてでしたが、コンパクトさが好印象で、降機して数分後にはリムジンバスに乗っていました。満員で積み残しがありましたが、すぐに "2号車" "3号車" が出ていたようです。

 空港を出ると、ポコポコとお椀を返したような小山が見られる景色が、瀬戸内の雰囲気。リムジンバスは高松駅のすぐ手前の兵庫町で降りて、初めのお昼に讃岐うどん


 さぬき麺業さんの広々ゆったりとしたお店で、忙しなさもなく、小さい人たちも大満足でした。


 JR高松駅の、もっというと琴電高松築港駅のすぐ東隣にある、高松城跡。水堀は海水が入った「海水堀」。そんな例って他にあるのでしょうか。


 すぐ隣を走る琴電琴電は琴平からも、JRとだいぶ違う経路で讃岐平野を横断して高松まで来ているんですね。隣に見えるのは、高松城跡の南東端に位置する艮(うしとら)櫓。南東だったら巽(たつみ)のはずなのになんで艮かと思ったら、元は "鬼門" にあたる北東にあったものが1965年に移築されたのだとか(できればもう少し面白い理由であってほしかったのですが、それは仕方なし)


 高松からは快速「サンポート南風リレー号」で、四国水族館のある宇多津へ。宇多津は瀬戸大橋側からの四国の入口です。快速列車は岡山から高知に向かう特急南風号に高松からの客を乗せてくれる列車で、高松発の特急と同じ所要時間でかっ飛ばしてくれました。速かったー。


 イルカのプールは、瀬戸内海を背にした景色が格別の水族館。たまたま自衛隊の四国担当(第十四旅団)音楽隊とのコラボ企画の日だったということもあり、特別な時間を過ごしました。

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 宇多津からは、現存天守を持つ城のある隣の丸亀へ。


 瀬戸内海側からの姿が大きく見えるように、正面と側面で見せ方を違えるように造られているという丸亀城天守


 カメラに収まらないほど大きな大手門は、その中も・・・


 1670年ごろのものが現存するものなので、重厚感のある姿。ここの太鼓が町に時刻を知らせているということで、城には欧州の教会のような役割もあったのね、と思ったり。

 石垣も高く壮観なのですが、その南西の角が2018年夏の豪雨で同年10月に崩れてしまっています。それは残念なことですが、崩落で発見された事実や復旧工事の様子などの展示があり小さい人たちも楽しめました。(とても興味を持って見ていた子たちに、展示館の方が「来月ある復旧イベントに来てほしいな」と言ってくださったのですが、月曜日の昼間・・・。)

 災害からの城郭の復旧工事の展示では、3年前に行った熊本城のそれも思い出しました。不幸をも前にしたときに次に何をするかが、その将来を変えるんだなぁと思わされます。



 見たかった! 丸亀城天守からの讃岐富士(飯野山、標高422m)に、


 瀬戸大橋方面の眺望。本当は久しぶりにあれを渡りたい気持ちもありましたが、今回は鉄道旅で瀬戸大橋は下段。それだと鉄骨しか見えないので、この後は愛媛に向かいました。続きます(こちら)。