年末にこんな話題もどうかとは思うのですが、それもまた事実。12月28日の早朝、1歳児が突然嘔吐をしました。食べ過ぎのせいで、と思いたかったです。が、直後の30分間に三度。続く2時間のうちにも、30分おきに数度。
いかんわ……。
以下、次も子どもの感染性胃腸炎に冷静に対処できるよう、今日の記録を残しておきます。
(小児科に行っても検査はしていませんが、おそらく感染性胃腸炎とのこと。というより、そのつもりで二次感染防止に努めるべし、ということで。)
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汚れたシーツをはがして、布団は大きなタオルで覆う。タオルなら汚されても、洗えばいい。夜中であろうとも吐かれるたびに、汚れたタオルを交換する。
●子育ては絶え間なき汚れとの付き合い(MAMApicks、2013年12月13日)
「汚れるのが当たり前」と思うこと。「汚れないように」するより、「汚していい」状態に――
まったくこの記事と同じだと思いつつ、兎にも角にも目の前で起こることに対処するのみ。
感染性胃腸炎の可能性があれば、しっかり消毒。吐かれたシーツにタオル、そして衣服、と。固形物を除いて軽くゆすいだら、ジャボンとな。
衣服は熱湯消毒。85℃以上で1分間。それでも、汚れた衣服の量が多いと熱湯もそれなりに多く要る。とくに、冬は熱湯もすぐに冷めてしまうし。
シーツやタオルは、多少色が変わっても惜しくないので次亜塩素酸ナトリウムで消毒。具体的には、キッチンハイター(次亜塩素酸Na 5%)、ミルトンやミルクポン(次亜塩素酸Na 1%)なんかがここで使える。
何度も吐かれてしまい、汚れた布の量も多かったけど、お風呂に溜めた少なめのお湯(水でOK)に次亜塩素酸Naを入れて、まとめて消毒!
⇒消毒液の作り方
ハイターの薄め方のほか、注意点もまとめてあって分かりやすいです。ミルトンやミルクポンは、ハイターよりも元が5倍薄いので、原液の割合を5倍多くする必要があります。
⇒ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
Q15. 手洗いの方法は?、Q19. 患者のふん便や吐ぶつを処理する際には? など、感染性胃腸炎の予防・二次感染防止には必見です。
消毒が終わったら、またゆすいで軽く絞って、あとは洗濯機さんよろしくな、と。
ドアノブも次亜塩素酸Naで拭いておく。次亜塩素酸Naは手が荒れてしまうので、極力素手で触らないように。(二次感染を防ぐためにも、ビニール手袋は有効。)
で、あとは1歳児の食欲にどう応えるか。
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嘔吐して明けた朝、さすがに普段より遅く起きた1歳児が「バ・ナ・ナ♪ バ・ナ・ナ~(T_T)」とせがむ。夕食をすべて吐いた感じなので、さすがにお腹が減っただろう。そう思ってバナナを割ってあげたところ、5分もしないうちに吐いてしまう。
1歳児も驚きと戸惑いの表情。
いつもは飲まないミネラルドリンクも飲んだ。しかし、これもすぐに吐いてしまう。これには親の私たちも困惑。水も飲めないとなると、マズくない!? と。
午前のうちに、いつもお世話になっている小児科へ。先生には、水分も一口ずつだよ、バナナも、こういう時は潰してあげたのを一口ずつだよ、とご指導いただきました。無知をお詫びしますm(_ _)m
午後も、昼寝から起きるとすぐに食べ物をせがむ1歳児。「バ・ナ・ナ♪」、「む・か・んー!」(みかん)、「ぴんぴー」(せんべい)と、最近言えるようになった単語を駆使して訴えてくる。
バナナは一口サイズに切り出して潰して、何口にも分けてあげる。おかゆも、二口分ずつ出して温めてあげた。すぐに食べた。
たくさんあげたらお腹に負担になるから、少しだけな。と思うが、その親の心と、二口分のおかゆをペロリと食べた1歳児の心とは違う。
もっとー(≧_≦)
※これも、最近言えるようになった言葉です。
・・・
一気に満腹食べさせたらぶり返すと思い、親はその表情に耐えました。食欲があるのは救いだよ、とも思いつつ。
で、その数時間後の夕食で、自らの手で「しらすお粥」を口にしたときの1歳児。
「歓喜」
※でも、吐き始めから1日待たずには食べない方がいいんですよね、本当は。症状が軽めだったのは不幸中の幸いでした。
今日は翌日を、調子が全開ではないものの寝て乗り切ったところ。なお、小児科の先生からは「移る可能性は高いので、十分に注意してくださいね」とも言われました。はい、気をつけます。
皆さま、よい年末を。
●前回:1歳児の嘔吐と、切羽詰まる仕事と(2013年10月24日)
●ノロだけじゃない! ロタ、アデノ…拡大する「ウイルス性胃腸炎」に要注意(日経トレンディネット、2013年12月27日)
●リンク追加(2017年11月)⇒胃腸炎のホームケア(教えて!ドクター)