1歳児のノド風邪、侮るべからず

 幼児のノド風邪が、気管支炎に移行してしまうことがあるとは聞きましたが、本当に侮れないと感じています。

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 先週月曜日(6月10日)の未明、キョトンと布団から顔をあげた1歳児の表情が少しおかしい。触れてみると熱い。突然の発熱(39.0℃)。そういえば、前日(日曜)の夕食で少し食欲がなかったか。前週には、保育園のクラスで風邪引きの子が多かったとのこと、移ってしまったか。
 夜が明けた後、妻(1歳児の母)に連れられて病院へ。ムコダインシロップ(痰や鼻水を水っぽくして出しやすくする薬)を処方される。

 火曜日に熱がいったん引いたものの、咳と鼻水が多いまま。

 水曜日に再び発熱。それでも朝は走り回っていたが、昼前からクタっと寝苦しそうに眠る。この日は私が1日看病、病院も。病院では、ワイドシリン抗生物質)を処方される。中耳炎や副鼻腔炎に移行しかねない、痰や鼻水を抑えるための措置。
 午後には起きたがるのを、「咳と鼻水がすごいのだから、しっかり寝なさい」と、何とか寝かしつける。この日に1歳児を寝かしつける中で、ノド風邪が私にも移ってしまった・・・。

 木曜日は再び熱が引いた(37.5℃、平熱の上限)ものの、咳、痰、鼻水が多いまま。止まらない咳が、気管支炎に移行しないことを願いつつ。

 金曜日は朝から咳が止まらず(むしろ増えてきた)、抱っこの子に。私は朝食をとることもゴミ出しをすることもできなかった・・・。
 昼にまた熱が38.5℃程度にまで上がったそう(妻の実家にて)。私は仕事から帰宅後、夜ダウンしてしまい、(土曜日の大学を絶対に休めなかったので)夕食をとらずに就寝。

 土曜日に再び、妻に連れられて今週3回目の病院へ。
 発熱はなく、血液検査の結果でも白血球数とCRPの結果「細菌感染は陰性」だったので、ワイドシリンはおしまい。ムコダインは継続。
 咳が止まらず気管支炎の兆候があり、呼吸が苦しくなってしまったため、病院で数分間のインタール(抗アレルギー薬)とベネトリン(気道を広げる薬)の吸入処置を受ける。感染が陰性と判れば、あとは咳を抑えて、楽に呼吸をさせてあげる必要がある。風邪と闘う体力を浪費しないためにも。
 自宅用には、オノン(抗アレルギー薬)とホクナリン(気道を広げる薬、1日1回就寝前・貼付剤)を追加処方される。

 この日の夜から、咳が収まってきて楽になってきた。ドライシロップ(オノン)という剤形の使いやすさに感激。

 土曜も夜中に起きたが、前日までよりも蒸し暑くてノドが乾いたからだけだった様子で、白湯を飲んだらスヤスヤと朝まで眠れた。
 日曜日は、久々にほとんど咳のなく元気な朝。でも油断しない!

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 今回得た教訓は、大きなものだけでもこの2つです。

 ①子どもの咳を侮っちゃいけない。
 風邪を引きながら免疫を獲得するとはいえ、まだまだ免疫が強くはない1歳児、咳が長引いて気管支炎などに移行しやすいそうです。
 もちろん、鼻水や痰も侮ってはいけません。鼻水を吸ってしまうと副鼻腔炎(中耳炎もかな?)に移行してしまいます。
 咳も痰も鼻水も体の防御機能を担うものなので、容易に抑えてしまうことは良くありませんが、それが防御として機能するよう、体を安静に休めてあげたり、必要なときには鼻水と除いてあげたりしなくてはいけません。

 ②どんな状況でも、親は食事をとらなくちゃいけない。
 (絶対的に時間と体力が足りない場面には遭遇し得ますが、最低でも片手で食べられるもので間に合わせればいいので・・・)
 親が一緒にダウンしては、どうしようもありませんから。

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 今日の月曜日は、2回の土日も挟んで10日ぶりの保育園登園でした。部屋に入るやいなや、同じ組のお友達が駆け寄ってきてくれて、嬉しかったのなんのって。

 「またあした~。」