そしてマジになった

 これはマジなのか、と思いました。2ヶ月前、10月8日の未明のこと。

 私の祖父、困ったところもある爺ちゃんでした。近所の人となかなかうまくやれないこともあり、家族に穏やかに意思を伝えられないこともあり。
 そんな爺ちゃんが突然、愛想よく周りの人たちと話し始めました。そして、皆にとても優しい言葉をくれました。

 そのとき、9本の光の筋が見えました。はじめ、9本のうちの1本だけが青色で、残りの8本は赤い色。しかしすぐに、8つの赤い光がすーっと青色に変わっていくのが見えました。

 爺ちゃんは私に気づき、たくさんの優しい言葉をくれました。そうです。私が学位を授かったときも、結婚をしたときも、爺ちゃんは誰よりも喜んでくれました。私はそのときの爺ちゃんの顔も言葉も、はっきりと覚えています。ここ2年ほど、高齢になった爺ちゃんとは、まともに会話をすることができなかったのですが。

 そんなことを思いながら話している中、爺ちゃんは、「お母ちゃん、お母ちゃん、そろそろやなぁー」と言って横たわってしまいました。「お母ちゃん」とは、24年前に亡くなった祖母のことです。そうか・・・・・・

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 という夢を見て、目が覚めました。それが、10月8日の午前2時49分。これはマジなのか、と思いました。これまで、祖父が夢に出てきたことはなかったのに。

 2ヶ月後の今月、その祖父が亡くなり、先週末に法要を終えてきました。改めて、応援してもらっていたことに自分が支えてもらっていたのだなぁ、と感じます。

 これからも、人からいただく言葉を大切にしようと思いつつ。ありがとうございました。