人それぞれのライン

順風満帆だねと言われて、すごいとただ思われて、
たまには、何へともなく怒りを感じる夜もあります。
人が嫌いで仕方がなかった昔の気持ちを、思い出すこともあります。

私は幸せな人間だと思います。感謝は尽きません。
しかし、それが順風満帆だと思ったことは
ただの一度もありません。
少なくとも、私の目指すラインはそんなレベルではない、とも。

そりゃ自分にできないこと、
人の助けを戴かなくてはやっていけないことは、
もちろんたくさんあるのが事実です。
自分で全部できるように将来なれるとは、
なれるかもとすら、まったく思っていません。
しかし、周りも含めて、
どれだけのもの=物や知を生み出せるか。
そういうことです。私が大切にしたいことは。

「どれだけ」まで行けるのか。どこまで行けるのか。
それに挑みたいのです。

すごい、と言われればそこに安住するとでも?
冗談じゃない。
周りと比べてどうであるとかは、超無意味。
それは、決して周りを蔑ろにする
という意味ではありません。
周りなんて、見えている範囲なんて、
世界のほんんんの一部分。そんだけのことです。

+++

自立心を持つこと。
人のペースに干渉しないこと。
各人の視野や、各人のペースを大事にできる=尊重できる
仲間とこそ目指したいものが、私にはあります。

うまく行ってるね。すごいね。と言われて、
自分の持つラインを決して下げないこと。
自分が勝負したいと思うレベルを、はっきりと意識すること。