新年度は葛飾キャンパスへ(2016)



 私が5年間、理科大の野田キャンパスを拠点に関わってきたプロジェクトが3月で終わり、昨日2016年4月1日から葛飾キャンパスで研究することになりました。



 前のプロジェクトでたくさんの投資と自由度をもらったので、得たものを取捨選択しつつ発展させ、次の新しい価値を見出すことが使命と思っています。そして、自分自身の視点の切り口をしっかり持つべしというのが、4月からのラボの上司の言葉。

 最近のことはいろいろあり過ぎて、すべてを振り返ることはありませんが、色々な文化(異なる分野、異なる出身)を持つ人と一緒に仕事をさせてもらえたことが一番大きなことでした。文化が違えば思考の大前提も違います。Common senseですらcommonでないかもしれないという場面に、小さなことから関われたのは大きな経験だったと思います。

 プロジェクトマネジメントの一端を見直すべく、2015年度はIris Wieczorek氏との理科大でのTraining Programにも、コーディネーターとして参加していました。
 コミュニケーションとしては、相手がどんなに目上でも、招き入れるときには "Do not hesitate to ask me" と言おうとか。それでもって、信頼を築いてフォローアップ(日頃の会話)することが重要だとか。
 Time Management‐リストアップするだけでなく、“自分なりのデッドライン”を定めるとか、Time wasterやdisturbance(集中を煩わせるもの)をシャットアウトする時間を持つ(いつもシャットアウトすることはできない。が、時間を区切ることが重要)とか。
 Collaboratorとプロジェクトやタスクを共有するメディアをどう持つか(オンラインの場合など、セキュリティへの配慮が課題)とか。
 Leadership‐各人にPersonalityに合ったリーダーシップを手に入れてもらうことを目指す、という方向性とか。

 そして、個人的にはとくにこの半年、数十人の高校生やその先生、百人以上の未就学児(保育園児)やその父兄・先生の中で話すことが複数あったことが、人生の中での優先順位を大きく変えてくれつつあります。すべてのタスクを上手くこなせたわけでなく、反省点も抱えつつ。



 今年度も、子どもの生活環境と将来をテーマに微力を尽くしていこうと思います。



 (とか言って、子ども達が何かに夢中になる姿を見てるだけ。)