2012年2月2日


 2012年2月2日、朝からよく晴れた日でした。風が冷たかったものの、前日が暖かかったため、10日前の積雪の残りもだいぶ融けてきた日。


 我が家に長男が産まれました。

 予定日をだいぶ過ぎていたため、3日前から妻が入院しての出産でした。産まれた今日は、昨日が私の誕生日、明日が妻の誕生日という日でした。

 人が誕生日を祝う意味を、初めて理解した4日間でした。「子どもの健康」を仕事の大テーマとする私にとって、向かう先に自分が何を見ようとするのかを、普段以上に考えた4日間でした。

 価値観の変わる時間でした。大切な価値観を見つけたとも思います。言葉で見聞きするだけでは知ることのなかった、人の底力を知りました。いえ、それは底力という言葉では表現し切れない、生命の力だと思います。 それと同時に、私がこれほど医療技術の力を実感したのが初めてだったということも、私の覚えておくべき事実です。

 今日という日を一生忘れません。