16日(月)の報道ステーションで見ました。
以下、字幕からの抜粋です。
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このような時にイスラエルに足を運んで
この賞を受けることが
本当に適切なのかどうか 自問しました
私はただ紙に文書を書くのではなく
心の壁に文書を刻んでいるのです
圧倒的な軍事力を使う
イスラエルの政策を
私が支持する印象を与えかねないと
心配しました
慎重に熟慮を重ね 最終的には
こちらへ来ることを決断しました
あまりにも多くの人が私に授賞式に
出席しないように忠告しました
多くの小説家と同様に 私は人に
言われたことと全く逆のことを選びます
距離を置くよりも むしろ自分の目で
確かめるために ここに来ました
個人的なメッセージをお伝えすることを
お許しください
そびえ立つ“壁”に壊れやすい“卵”が
対峙するとき 私は卵側につきます
たとえどんなに“壁”が正しくて“卵”が
間違っているとしても卵側につきます
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原文の一部は、池田信夫blog「壁と卵」に、
その邦訳は、ブログ「一斗缶」で紹介されています。
当然ながら、賛否両論、様々な捉えられ方が
されているようです。
ただ、聞いているだけでも伝わってくるメッセージ、
村上氏があの場であえて公に発した言葉の意味は、
よく考える価値があると思います。