研究室に来なくてもできる仕事もする

 Don't confuse hard working and hard thinking.

 “仕事をして生活する形” として私がとりたいのは、本当にそういうこと! と思いながら読みました。「研究室に来なくてもできる仕事をするようにということ。」

 ●研究も家庭生活も合理的に、生産的に、ハッピーに(白須賢氏 @理研、2009年3月)

 私がよく自問するのは、子育て以外の場合を考えても、「もし家族が病気になったら、もし自分が入院したら、そのときに自分の仕事を進められないという形でいいのか?」ということです。
 私は、たとえ自分に何かがあって入院しても、意識があれば今の仕事(の少なくとも一部)を続けると思います。それだけ楽しく仕事をしていますし、研究者というのはそのチャンスもある仕事だとも思っています。

 1歳児とお風呂に入って「はしゃぎ」ながら、頭の片隅で研究の組み立てを考えていることもあります。それはどうなんだろう、と自分で思うこともありますが、そこは家族も私も楽しければ無問題だとも思います。

 1日20時間実験をする人もいるかもしれない。ラボでの実験は、打ち合わせや会議を含めて1日8時間までという人もいるかもしれない。そのどちらかを、人が他人に強要することを私は嫌悪します。
 各々の研究者にとって、複数の選択肢が身近にあってほしいものです。

 備忘録を兼ねて。