9月17日 大気環境学会1日目

 昨日の朝9時半に始まった学会。1日目はネタ集めに尽力しました。

 代表的な大気中の汚染物質である浮遊粒子状物質(SPM)や窒素酸化物(NOx)濃度は、自動車の排気ガスが管理・規制されるようになって、特に冬季については改善されてきたこと。しかし、一部の地域では今もNOx汚染があり、小児喘息の一因になっている可能性があること。
 また、夏季に問題となる光化学オキシダントは、依然として改善されていないこと。

 大気汚染の監視の現状と、その限界。などなど。


 お昼には、昨年度まで理科大にいてこの春金沢大学に移った、玉井郁巳教授の研究室の学生さんに会いました。すっごい久しぶりでした。まさか学会会場で会えることがあるとは思っていなかったので、驚きの一コマでした。

 

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 夜は、その玉井教授がうちの武田教授と私を夕飯に誘って下さいました。
 お寿司のお店で、食べたことのない魚をごちそうになり。
 玉井先生が「二次会行こう!」と言って、行ったことのないようなお店に連れていって下さり。いろいろな話を聞きました。

 決して怒らないうちの教授。そんな教授は、人が経験しないような苦労をずっと経験してして、修羅場をくぐりぬけてきた中で、本当にいろいろな人間と付き合ってきたこと。そして、いつもバリバリ仕事をしている玉井先生も、いま大きな修羅場にあり、苦悩と開き直りを経験してきたこと。御二方の大学教育論。
 とても勉強になりました。


 そして、うちの教授が私を持ち上げてくれるのを見て、いつも学生に厳しい(と少なくとも私は思っていた)玉井先生が、

 「あまりプレッシャーに感じずにね。」

 と気遣ってくれたこと。これ以上の励ましはないですよね。


 昨日という日を、私は一生忘れないと思います。

 

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