ニューオーリンズ、勉強と笑いと収穫と

 ニューオーリンズでは最後まで充実の1日でした。仕事帰りとは誰にも思われないようなラフな格好で、いまロサンゼルスから羽田へのANA便に乗っています。

 New Orleans 20:25 --(UA716)-> 23:10 Los Angeles
 Los Angeles 0:50 --(NH105)-> NHD



 帰る直前の午前中はポスターでの研究発表を、コアタイムを超えてぶっ通し3時間。



 近いビジョンを持った研究をしっかりされている米国の大学(Washington、Rochester)の人たちと深く議論をできたり、研究テーマに関連する複数の企業の人と意見交換をできたり。
 共同研究先のデンマーク国立労働環境研究所の先生と次の具体的な方針を話し合ったり。彼女が一緒になって有名な専門学術誌の編集委員長に、私たちの研究の面白さを伝えてくれたりと。連日の議論と乾燥した空気
(あと、街でよく出遭ってしまう路上喫煙は正直キツいですが)で声が枯れてしまいましたが、収穫の多い研究発表になりました。

 ランチでも夕方向かった空港でも他大学の先生方と、勉強と笑いの絶えないありがたい時間を過ごしました。収穫をこれから成果にして、みすみす捨てることにならないように持ち帰りたいと思います。

 研究発表の前、朝は朝で1時間半ほど走り、ニューオーリンズ郊外の高級住宅街・アップタウンを回ってきました。



 未明から日の出前の匂いを感じてか、鳥が囀るなかMagazine通りをスタート。まだ人気の少ない道で、人の手で飾られた家並みに勇気づけられつつ。



 少々遠くまで向かうのに歩を急ぎましたが、毎時30マイル(48km)はオーバーしていない(できない)ので問題なし。2ヶ月前にエジプトで転倒していたこともあり、信号や街灯でこれだけ足元が明るいことの有難さがよく分かりました。

 昨年行った治安の良くないNew Havenの街で、「家がフェンスで守られているエリアは、治安が良くないから入らないで」と言われたのを思い出して一瞬不安を覚えましたが、



 New Orleansのアップタウンに向かう主要な通りなら問題なし。早朝からカフェを準備する人・自転車で仕事に向かう人、犬の散歩をする人、小ぎれいな商店や各科クリニックやが並ぶ優しい雰囲気の街を進みました。

 Audubon公園で折り返し、数ブロック隣のSt Charles通りに入ると、ガイドブックにもよく書かれているアップタウン、ガーデン・ディストリクトの家並み。



 住宅街なのにまさに“ガーデンズ”。



 ジャズとバーで賑やかな街のすぐ隣にある、ちょっと違う雰囲気がこうやってあるというのが面白く、個人的に好きなエリアです。


 これは学校かな。



 朝のうちに自分の足で16km余り走ってアップした力が、学会でのディスカッションにも生かされていることは言うまでもありません。3日間の学会で、帰国後に追って調べたいと思う情報を多々もらうことができたので、その宿題もクリアして・・・



 またお会いしたいものです。