学会の楽しみ、他国滞在の楽しみ@フェニックス

 アリゾナのフェニックス。行きは空港からダウンタウンまで、乗合のバン(13ドル)行きましたが、帰りは路面電車で空港まで行きました。2ドルでダウンタウン⇔空港を行き来できることが分かったのです。

 知らない土地で、新しい道や便利な道を見つけたり試したりするのは、楽しいことです。



 ダウンタウンからVally Metro東行きに乗って数駅、10分ちょっとで44th/Washington駅に着きます。電車は20分に1本ほどしか来ませんが、乗ってしまえばすぐです。そして44thの駅からは、空港直結のSky Trainですぐにターミナル。ダウンタウンのホテルを出てから、ここまで40分ちょっとでした。


 Sky Trainからは、街を囲む小さな山(丘?)がよく見えました。

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 フェニックス空港では、同じ学会で発表していた若手研究者の方とお会いし、楽しい時間を過ごしました。

 衛生学研究における薬学部と医学部のスタンスの違い。衛生分野でいま中心となっている先生方の研究テーマと、今後の展開へのビジョン。若手なりの考え。キャリアパスのこと、留学と家族のこと。留学に出ている知人の話。そんなことを情報交換できるのも、学会での大きな楽しみの一つです。
 学会中にも、研究者としてのキャリアを真剣に考える学生と話すことができましたし。そんな人たちとの話の一つ一つを、自分の研究や将来のラボづくりに生かしたいと思いますよ。

 3月27日朝8時、空港で朝食。


 これで3.12ドル!! 美味しかった!


 離陸して6分で、眼下はこの景色。すぐ隣に砂漠があったのですね。

 飛行機に乗ってから、だんだん口内炎が痛くなってくることに気づきました。学会と遊びに忙しくて、夕食をほぼ2回分抜いてしまったので、栄養が偏っていたのだと思います。そんな教訓も、今後の学会参加にも生かしたいものです…。
 LAでフルーツの盛り合わせを食べ、飛行機でトマトジュースを頂いて、だいぶ楽になりました。

 帰りのLAの乗り継ぎ(つまり、米国を出国)はスムーズに進み、成田行きへ。
 LAを離陸してから50分後に、サンフランシスコの街が右手に見えました。ゴールデンゲートブリッジは、残念ながら雲の向こうでしたが、街は3年前の夏に私が歩いた所がはっきりと見えました。また行きたいな。


ゴールデンゲートブリッジとブリッジ(2011年8月14日)
ゴールデンゲートブリッジを走って渡る(2011年8月15日)

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 今回も、数日間の滞在がとても濃く、いろいろな人によくしてもらいました。そのことが、フェニックスの空港でチェックインするときに、少し寂しさを感じさせます。私にはそれを、まだ十分に消化できる力がありません。それをもっと上手く消化するために、日本と異なる文化の中で長く滞在する経験をしたいと改めて思います。

 このことを書くのは久しぶりかも。

 2015年4月から、他国の博士課程学生の指導を2年間したいので、その後になるでしょうか。また少しずつ、考え始めてみたいと思います。


 成田に着く1時間前の軽食で、白ワインを頼みました。これが思った以上に美味でびっくり。CaliforniaのCeres、Coastal Ridgeのシャルドネでした。

 しかし、頼んだときにHow old are you? と訊かれて答えると、thirty-one? You looks young! と。隣の席の方にまで、若く見えるわねと言われ… みんな、言いたい放題だぜ。

 しかし、多くの人に若く見えると言ってもらえる私も、あと100年仕事ができるわけではありません。一応私も、学位を戴いてから4年間仕事ができたところです。
 自分はどういう仕事を、どういう風にしたいのか。それをそろそろ、「次の」ことに焦点を絞って考える時期が来ているようです。そんなことを、全身でビンビン感じるアリゾナでの5日間でした。

 成田空港から熊本に飛び、明日から日本薬学会の年会に参加します。