2015年7月7~11日、リオ開催の脳神経の学会International Brain Research Organization(IBRO)2015に来ています。今日はその4日目。
一緒に来ている柳田先生の言葉を借りれば、神経細胞や脳の分子の一つ一つを “こねくり回そう” という神経科学でなく、脳全体を理解していこうという姿勢の強い学会のようです。
音楽やカフェインの効果といった生活の中で気になるような内容や、fMRI(磁気共鳴機能画像法)、免疫系細胞との相互作用(neuroimmune interactions)に、感情的記憶(emotional memory)を主題にしたシンポとか。
個々の研究者と話していて、この分野の中での私の関心や手持ちの課題の位置づけを確認できました。一例を並べると、
・加齢に伴うアストロサイトの変化とAβ蓄積
・脂肪酸に対するアストロサイトの応答
・アストロサイトGFAP発現亢進の脳領域別解析
・パーキンソン病患者で認められる腸粘膜でのGFAP発現
ただし、ディスカッションの中で聞いた話はまだ論文になっていないものがほとんどで。学会の醍醐味は、未発表の最新の内容や研究者の考えをやり取りできることだと、改めて感じるところです。
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さて、ブラジルと言えばサッカー。昨日はマラカナン・スタジアム(Estádio do Maracanã)でサッカー観戦もしてきました。平日の試合は21時試合開始で、仕事の後でも観に行けるんですね。
2014年どころか1950年にもサッカーW杯の主会場になった、このスタジアム。入れる観客数は、全席椅子席で8万人! 2016年の五輪の開会式や閉会式の行われる場所でもあります。
試合中に盛り上がるポルトガル語の応援は理解できませんでしたが、ノリノリのそのド真ん中に参加してみたいと思いました。でも、帰って来れなくなるからやめておけ、と言われました。
今回のリオ滞在も残り1日を切りました。最後の夜は、コパカバーナのSindicato do Choppで。
地元ビールのBohemiaに、
Codfish(タラ) fillet。
学会での私の出番は最終日。最後まで楽しんで帰ります。
2015年7月、リオデジャネイロ
●ブラジル入国のためのビザ申請-渡航準備(2015)
●リオデジャネイロ到着
●リオの街と南米の雰囲気に溶け込む
●IBRO2015とマラカナンスタジアム
●IBRO2015での研究発表(最終日)と親切な街の人@リオデジャネイロ
●コパカバーナ海岸、コルコバードの丘、旧市街セントロ