2015年7月7日から参加していたIBRO2015で、発表を終えました。脳の理解のための計算科学的手法(computational methods)、環境要因の機能的標的(functional target of environmental factors)、加齢による変化(aging effects on phenotype)、健康と疾病予防(health and disease prevention)をテーマに盛り上がり、楽しく勉強になる時間でした。これで帰国後、いや、帰国中の仕事のモチベーションも上がるというものです。
発表おしまいっ!
昼食休憩の後、学会もあと半日足らずで終了です。リオで会った親切な人たちに助けられ、無事に帰れそうです。
これは学会初日の開会式の会場、市立劇場(Theatro Municipal)。ここに向かうとき、私たちは降りる駅が○○○だと地下鉄車内で話していたんですね。でも、アナウンスがすべてポルトガル語のみで、リオ初日だった私たちは迷いそうでした。
そうしたら、突然近くにいたおじちゃんが、私たちを見ながら(ここだ、ここだ)と路線図を指差してきたんですね。よく見ると、着いたのは私たちの降車駅。訊いてもいないのに、私たちの声(しかも日本語!)を拾って到着を教えてくれるなんて、なんて親切なのかと感激しました。
リオ地下鉄。学会2日目の夕食で行ったCardeal Arcoverde駅にて。この駅だけ、なぜかテーマパークのような内壁でした。
こちらは新型車両。
親切な人は学会会場近くにも。学会の中で昼食が出ないので、近くの小さなカフェ(というより売店?)へ。そのときに列の前にいたおばちゃんが、私たちを見ながら「注文するの、難しい?」と訊いてきたのです。そう、メニューがポルトガル語だけだったんですね。難しかったです。
そうしたら「何が欲しいの?」と訊いてくれて、通訳してエスプレッソを注文してくれました。ついでに、そのおばちゃんが注文していたバナナケーキも注文しました。
美味しかったです。おばちゃんありがとう!
なお、バナナケーキを指差して「with sugar? without sugar?」とも訊かれました。さすがにエスプレッソのことから思ったら、甘いバナナケーキにさらに砂糖をかける人もいるのだそうです。without sugarでお願いします。
また、バス停でおばちゃんに「このバスは◇◇◇に行く?」と訊いた答えが間違っていることがありました。運転手に聞いたら違うと言われたので、誤乗車はしませんでしたが。そのバスに乗って乗り換えれば行ける、という意味だったのかもしれませんが、注意が必要な場面でした。
そんな愉快なリオの街ももちろん、どこでも呑気に歩いて良いわけではありませんでした。学会会場から1kmちょっとの所に、リオのカーニバルの会場になるサンボードロモ(Sambódromo da Marquês de Sapucaí)があったので、行ってみたんです。
が、その途中には街中でも、ちょっと速足に歩いておこうという雰囲気の場所がありました。他では、カメラを持って立ち止まりたくない場所もありました。
でも、それはこの街に限った話ではありません。どの街にも、平和を願って暮らしている人たちの生活があります。色々な街を歩くたびに、その土地ごとのそういった想いを感じながら歩きたいと思います。
なお、普段のサンボードロモは驚くほど殺風景な場所でした。カーニバルのときには、ずいぶん華やかになるはずなのですが。
⇒ Sambodromo Marques Sapucai(Google検索)
今日の夕方、この街を発ちます。感謝は無事に帰国してからしようと思います。
2015年7月、リオデジャネイロ
●ブラジル入国のためのビザ申請-渡航準備(2015)
●リオデジャネイロ到着
●リオの街と南米の雰囲気に溶け込む
●IBRO2015とマラカナンスタジアム
●IBRO2015での研究発表(最終日)と親切な街の人@リオデジャネイロ
●コパカバーナ海岸、コルコバードの丘、旧市街セントロ