生化学若い研究者の会の夏の学校に、昨年に続いて参加することになりました。
●第55回生命科学夏の学校
2015年8月28日~31日@千葉県白子町「サンシャイン・白子」(参加申込は7月17日まで)
今年は3日目(日曜)の午後に出番をいただきました。
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ポスターからお判りいただけるように、私の出番は「グローバル化」の方。その趣旨は、
①若手研究者としても英語によるコミュニケーションスキルの習得や海外留学経験は重要な事項。
②今後、私たち若手研究者を取り巻く環境も、さらに変化していく。
③科学技術界におけるグローバル化の本質を理解するとともに、若手研究者に求められるグローバル化、大学におけるグローバル化を議論し日本の若手研究者の明るい未来を模索する。
とのことです。「海外留学経験」のない私にパネリストが回ってきたあたり、ひと波乱ありそうかもなどと思いましたが、「若手研究者として率直な意見の言える」者として呼んでいただいたようです。
私はこれまで、この「グローバル化」という流行語をネタにしてきたことがありましたが、
・発揮すべきは「高い専門性に裏打ちされた創造性」(2014年8月21日)
・生化若手・中四国支部で「若手のあり方」を考えた(2014年11月30日)
・リーダーシップ・グローカリゼーション・ホスピタリティー(2015年6月15日)
これをテーマに「参加者へメッセージを」というリクエストを受け、だいぶ考えてしまいました。いや、特に私たちのやるべきことが変わるわけではないと思うんです。
ただ意識すべきは、十数年前と比べて遠方と圧倒的につながりやすくなった今、どの業界も分野も変化が速くなったということ。時代がどう変わり、常識がどう変わるのかについて、最近の成功にとらわれずに敏感であることが肝要です。
離れた人とつながりやすくなった世界では、より多くの人が「自分に取って代わる」存在になり得もします。そんな時代に、自分のやりたくないことを我慢してやっている暇はありません。目の前のその仕事は、他の人が難なく・苦もなくやってしまうかもしれない。それでも自分がやりたいと思うことは何か、それをどんなスタイルでやっていきたいか。その点に拘って仕事を選べる時代が、目の前にあるのだと感じます。
そんなことを考えながら、ここに書こうと思って準備したフレーズは、当日配布の要旨集にメッセージとして記載してもらうことにしました。というわけで、続きは当日。
今回も大学教員や若手研究者だけでなく、政府や民間企業の人たちも参加・登壇されるようで、楽しみです。今を楽しむたくさんの若手研究者と会えることを、心から楽しみにしています。
●やってきました⇒科学技術界のグローバル化を「ガチ議論」@第55回生化若手夏学(2015年8月30日)
●前回夏学―大学院生の教育環境とキャリアパスを「ガチ議論」@第54回生化若手夏学(2014年8月29日)