時間も体力も有限の資源

 コストとして払う(かかる)ものは、お金だけではない、とよく思います。他にも、時間や体力といったものがコストには含まれます。

・お金
・時間
・体力

 手にするすべての結果には、これらを使いこなす力(経済力・管理能力・体力)に運≒確率が反映されているとも思います。

 「~~のときに〇〇しておけばよかった」という想いを耳にすることがあります。しかし、それをしていたら、“他にしたいこと”をする時間が足りなかったかもしれません。“他にしたいこと”をする力が残っていなかったかもしれません。
 過去に○○ができなかった、というのは、単にそれをするための上の3つのコストが(十分に)払えなかっただけのこと。そう考えたとき、「本当は○○する力がある(もしくは○○したい)のに、できなかった」というのは、ほとんどすべての場面で詭弁であるとすら思います。

 お金や時間はもちろん、体力も有限の資源であるという意識を持って、仕事に向き合っていきたいものです。

 そして、私たちの上司(注:“できる”上司)はきっと、はじめに挙げた3つのコストを払える力として私たちの能力を見ていることでしょう。
 だから、背伸びなんかしなくていいんです。見栄を張らないこと。今の自分の力と真摯に向き合うこと。

 2013年の仕事始めに。

 一つ付け加えると、体力はうまく使えば使うだけ増やす(身につける)ことができます。これが、お金や時間とは違う「体力」の決定的な特徴の一つです。それに気がついて、体力を使うことが大好きになってしまう人もいます。

 追記: 議論は目的ではなく手段(2013年6月10日)