陶芸工房? いえ、庭で何やら作られていました。
冬に作られ始めた山やトンネルに川と池が追加され、水の流れ方と土砂の集まり方が観察されていた “そうぞう” の現場ですが、
掘った池の底に溜まる土の質を見た小さい人たちは、何かを狙っていた様子。どうやら月初めのGWに縄文土器のことを調べたらしく、その後の週末に土をこねていました。
- 泥の粒をつなげるために、水をよく含ませて、
- 団子より大きいハンバーグ大にこねた後、
- お手玉のように掌に軽く投げることで余計な水を抜き。
あとは縄文土器のように底と側面(紐を重ねて作る)を順に作ってもよし。ハンバーグ形の土塊をそのまま皿のように整形してもよし。そうぞうの当事者たち、数人で大笑いしながら制作を楽しんでいたようです。
しかし、作ったものが乾いたらボソボソと崩れていきはしないかと心配してしまうところ。縄文土器だと野焼きにかけるわけですが、さすがに庭でそんなことはできません。釉薬のようなもので表面を保護できればとも考えましたが、釉薬も高温で焼くことでガラス質にするものなので塗っても焼かなければ役割を果たせません。
うちの小学4年生が「土器 焼かない」のキーワードで必死に調べて、例えばこんな情報を見ていましたが、保存するのはやはり工夫がないと無理なようです。
窯で焼かないので割れないように粘土に砂混ぜます。割合が悩みどころ。#土器 #縄文 #粘土 #製作過程 #切株 #粘土づくり #earthenware #creative #clay https://t.co/HUCh7JsAcp
— 古葉未祈 (@earthenware100) 2021年4月18日
しかし、第一弾が作られて一週間が経ったところ、思った以上に保ちが良いようです。土の質がよかったのか。(そうなのか?)
というわけで、もう一つまた新たに作ってみた人が1名。後ろに並ぶ一週間前の土器たちは、水瓶の「縄文」までよく残っています。
どうなるのかが大人も楽しみです。