0歳10ヶ月の人も、つくばの国土地理院「地図と測量の科学館」にデビューした、12月上旬の休日。とっても小さい人と来ると、大きく作ってある地球の模型の丸さも一層強く感じられます。
縮尺1200万分の1の地球儀(直径約1m)に、
縮尺20万分の1の地球に描かれた日本列島。ここでの10cmが、実際には20km。
ここで地球の丸さを感じていたところ、平日には6歳の人が朝の登校直前、おもむろに「地球が丸いせいで4km向こうは見えないんだって」と言うので描画・計算してみました。
6400kmの直線(地球の半径)と4kmの直線(地球上のある地点からの距離)とが直交した直角二等辺三角形の斜辺の長さは、三平方の定理で、
(6400^2+4^2)^0.5
= 6400.00125 (km)。つまり、6400km+125cm。
おー! ということは、直径6400kmの円弧から125cm外側の点(目線の位置)から円弧に接線を引いたとき、その接点(地平線)までの距離は4km。ぴったり!
普段実際に私たちが見る地平線は、高い所に登って見ることの方が多いでしょうから、もっと遠くの地点(接点)が地平線になって見えているはずですけどね。それに、向こうにある物に高さがあると地平線の上に頭が出て見えるので、4kmよりも遠いたくさんのものも実際には見えているのですけれどね。
立体視地図では、中央道の坂の多さを実感。
⇒諏訪高島城から中央道帰り(2018年8月)
正距方位図法の地図を見ると、他国の町までの最短距離に想いが至ります。
⇒ドイツ⇔成田間の空路いろいろ(2018年8~11月)
6歳の人が来るたびに楽しむのは、地図記号のクイズラリー。大人を道案内してくれる日は近い? つくばサイエンスの旅を続けたいと思います。
●地図と地理と花めぐり@つくばサイエンスツアー