12月16日夕、生化学会(2012)フォーラムにて登壇します

 今月行われる第85回生化学会大会では、生化学若い研究者の会が企画したフォーラムで登壇する予定です。
 ここでは「大学院で身につけるべき研究マネジメント能力とは?」と題して、言わば“知識を運用する知識”(←オーガナイザーの杉田さんの言葉)を身につける術について、議論が展開される予定です。

 ⇒報告:大学院で身につけたい研究マネジメント能力

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 仙石先生は、以前に私がこのブログで紹介した『博士号を取る時に考えること・取った後にできること』(→こちら)の共著者の一人。東原先生は、米国での大学院を修了され、日米の大学院教育の違いを肌で体感されている方です。

 私は恐縮ながら、その後に「つい2年9ヶ月前まで大学院生だった」者として登壇させていただきます。私が自分の研究課題を見出し、発展させるために持っている具体的な方法や“覚悟”の一端を、笑い話も含めてお話しする予定です。
 どんなに時間が押していても、私のお話は17:25で切ります! 長丁場の学会の最後でお疲れの方が多いと思いますが、お時間を頂ける方は是非いらしてくださいませ~。

 なお、このテーマに関する私のスタンスについては、以下をご覧頂ければと思います。ただし、もちろん当日はフォーラムに足を運んでくださった人たちに、もっと踏み込んだ具体的な話をしたいと思っています。


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博士課程で特別研究員(学振)として活躍するために(2012年4月23日)
 「自分が成果で評価されること」への意識など。
なかなか「答え」を言わない私(2012年6月7日)
 私は、大学院生が自らデータを整理し、解釈する経験をすることが最重要であると考えています。
研究者としてやっていくには、論文が書けなくてはいけないのか(2012年11月16日)
 「自分が何で評価されたいのか!?」ということへの意識について、改めて。
博士号を取ることの意味(2009年9月26日)
 大学院生の考えるべきことは、「予定しているものがすべてうまくいかなかった場合に、その次の一手はどう打つか」ということではないか、というお話。書いたのが昔すぎて、あまりうまく書けていませんが・・・。
2年8ヶ月間のポスドク最後の1日(2012年11月30日)
 ポスドク生活を振り返って。
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 当日、将来について真剣に考える多くの仲間に会えることを楽しみにしています。



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「大学院で身につけるべき研究マネジメント能力とは?」
・開催日時:12月16日(日)16:00-18:00
・会場:第6会場(411+412)
・オーガナイザー:谷中冴子、杉田昌岳

●はじめに 谷中冴子(東京大学 新領域創成科学研究科
●16:05~16:35「若手研究者のための研究・キャリアのマネジメント」
 仙石慎太郎先生(京都大学 物質-細胞統合システム拠点)
●16:35~17:05「日本人が研究遂行能力をのばすためには ~アメリカでの大学院生と日本でのPIの経験から~」
 東原和成先生(東京大学大学院 農学生命科学研究科応用生命化学専攻)
●17:05~17:25「私はこうして研究方針を決めた! ~若手研究者同志へのメッセージ~」
 梅澤(東京理科大学
●17:25~18:00 総合討論
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