歳出最大92兆2992億円・国債最悪44兆円

今朝の新聞を見て、目を疑いました。

歳出最大 92兆2992億円
 国債最悪44兆円
 一般会計 公約優先 借金頼み」
(2009年12月26日 読売新聞朝刊1面トップ)

「10年度予算案‐財政規律 危険水準に
 再建目標示さぬまま」 (同朝刊8-9面 『経済』欄)

そして、私たちが先月、事業仕分けを傍聴し、
マスコミを通して意見を出したりしたことも
結果としてプラスだったのだろうかと、
今は正直なところ、迷いも感じています。

果たして、
「本当に予算を付ける必要のあること」
「予算を付けることに合理性のあること」は何か、
という問いに対して、結論は出されたのでしょうか。

少なくとも、時間的な制約があった中で、
これを十分には結論付けられなかったということ。
2010年度予算案の歳出額と、減らせなかった
国債発行額は、それを示しているのだと思います。


そもそも、マニフェスト実現のために、
「“無駄”をなくせば財源は確保できる」
としてきた新政権ですが、
それは事実だったのでしょうか。


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そもそも、そう発言していた鳩山首相に、まともな財源の感覚などなかったのかもしれないとも思います。“偽装献金事件” に関する発言から、“毎月1500万円の子ども手当てを受け取っていた” という冗談まで。

政権発足から100日が経ち、“ハネムーン” の期間が終わった今、2010年には民主党政権の手腕が改めて問われることになると思いますが、悪いことにならぬよう祈るばかりです。

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*最近読んだブログ記事*
鳩山政権100日(ブログ『吐息の日々~労働日誌~』より、2009年12月24日)
 複数の新聞の社説など、記事が紹介されています。
100日・鳩山内閣(ブログ『政治の季節(稗史倭人伝)』より、2009年12月25日)
 鳩山のために一言弁護をすれば、(中略)、鳩山内閣成立前に、概算要求はできあがっていたのである。」
理念なき「子ども手当」は、どこに向かうのか?(ブログ『亀屋一年堂』より、2009年12月18日)
 給付に対するしっかりとした哲学や算出根拠がない。閣僚のコメントというのも、的外れと思えるものが少なくない。
財政規律を保つ中期目標を早く示せ(12/12)(ブログ『新聞社説アーカイブ』より、2009年12月12日)
 巨額の財政出動をした米オバマ政権は「13年までの4年間で財政赤字を半減させる」と目標を明示した。緊急経済対策では(鳩山は)「中期財政フレーム」を来年前半につくるというが、いかにも遅い。鳩山政権は中期目標の策定を急ぎ、市場に明確なメッセージを発すべきだ。
『2010年度予算案』の閣議決定と<公約変更>を謝罪した鳩山首相の胸中(ブログ『晴れのち曇り、時々パリ』より、2009年12月26日)
 締めは、「四年間は待ちましょう、それでもダメだったら、次の<総選挙>でまた替えれば良い。・・・でも、受け皿は??」