うちの小学二年生が、初めて家族同伴なしでの泊まりイベントに参加し、今夜帰ってきました。
行き先は → 国際交流イングリッシュキャンプ(企画・運営:宮城復興支援センター)
今日の夕方すぎに、解散場所に戻ってきた小学生たち。うちの二年生も、同じ旅程で帰ってきた大勢の小学生たちも、皆生き生きとした表情をしていました。それも、全員が「参加した!」「やり切った!」という表情で。
うちの人が出発前、「○○○はできないかも、○○○は・・・」と不安がってもいたのがつい2日前。
帰ってくるときはもうちょっと疲れた表情も見せるかと思いきや、迎えで会ってから一時間以上は興奮冷めやらぬ様子で、見たこと感じたこと体験したことを話しっぱなしでした。(その後にやってきた睡魔には勝てず、風呂と仕上げ歯磨きを終えたらすぐに寝てしまいました。)
こういうキャンプを引率してくれる人たちは、本当にすごいなぁ、ありがたいなぁと思うばかりです。
何がすごいって、
●初めての体験に来た小さい人たちの持つ不安を和らげてくれて、気分を乗せた上でいろいろな体験をさせてくれる
●その気分の盛り上がりから誰一人として置いていかずに、全員が「やり切った!」と思える気配りをしてくれていたのだろう
●活発に動き回るイベント盛り沢山の中で、事故が起こらないよう本当に多くの準備をしたのだろう
●しかも安全第一の中で、参加する小さい人たちの行動を「縛る」ことなく、本人たちの自主性、自分たちで動くことを引き出してくれたのだろう
ということ。
これまで私は、こういった体験型のイベントに子どもを参加させた親の側、イベントを企画運営する立場の側の両方の体験談を聞くことが少しずつありました。それでも、実際に「子どもを参加させた親の側」になってみて初めて実感しました。小さい人たちに有意義な体験をしてもらおうとイベントを企画し運営する人たちは、ここを、常人には想像できないほど真剣に考えてくれているんだろうということを。
初めて「参加させた親の側」になってみて、初めてしたドキドキ感ももちろんありました。私自身が初めて親の同伴なしで、家から遠くのイベントに参加しに行ったのは小学校高学年のときのことです。そのときは私自身楽しかった中で、ずいぶん色々と安全確認をさせられたのも覚えています。今ようやく、その小さい人を心配する大人の側の気持ちも分かろうというところです。
そんな大人の気持ちも、イベントを企画運営する人たちの日々の研鑽努力の存在も、自分が再認識しておきたいと思ったところでもあります。それはこれらが、私が普段いる「大学」という、多くの人が学びに来る場で何を準備できるかを考える上でも大切なことだと思うからです。
そして再認識することはもう一つ。人が気分の乗った中で新しい体験をしてきたときの成長は、半端ないのだろうということも。人の成長の可能性は無限大。と、そう信じられることの有難さも噛みしめつつ。