2歳児の保育園‐クラス役員のお仕事

 今年度、私は保育園のクラス役員をしています。子どもの元気と安全のために、ひと肌脱ぐことになりました。
 クラス役員として、親子イベントの取りまとめ役をすることもあります。今週は、年に一度の親子レクリエーション企画がありました。

 すべての幼児、みんなが楽しめるレクをするには、無策ではいけないと痛感します。

 工夫はとくに、場所に制限がかかったときに必要になります。例えば、屋外の公園で走り回る予定から、「芝生養生中」で屋内活動に変更になることがあるわけです。屋内ですと、広めのホールでも当たり前ですが壁があります。そして、遊び始めたときに一気に、大きな声と足音でいっぱいになるんですね。

 楽しく走り回る子どもの横で、その大きな音に圧倒されちゃう子も・・・ かく言ううちの2歳児も・・・。

+++

 3ヶ月前に私の参加した、教育系の学会でのことを思い出しました。
 ゲームの指揮が上手な先生が、懇親会での企画を取り仕切ってくれたのです。大人の集まる場所をゲームで盛り上げることは、そんなに簡単なことではありません。でもその企画は、そこにいた人みんなが楽しんでいる感じがあったんですね。

 当日、楽しかった御礼も兼ねてそのコツを伺うと、「自分はこれが仕事ですからね」という答えを頂きました。まぁ、ふだん中高生と相対している先生の仕事柄、あぁそうか、とは思ったのですが。
 遊びたがりとは違う。子ども一人を満足させるのとも違う。そうそう簡単ではないのですけれど。

 もうちょっと、「子どもみんなが楽しめる」イベントづくりをマスターしたいと思いましたよ。その中で、「これがふだんの仕事ですから」でなく、そのコツをもうちょっと言葉にできるようになりたいとも。
 作る企画を「総じてよかった」ではなく、「どれも楽しかった」と言ってもらえるものにできるようにね。

+++

 まぁ、それでも子どもは「楽しむ天才」。今週の企画に来てくれた保護者も、自分の子どもをしっかり見てくれる人たちばかりでしたし。企画自体は、“総じてよかった”くらいにはなったかな、と思います。
 こういう企画が、保護者どうしの子育て悩み相談の機会にもなり、意義あるものになっているとも思います。

 そんな場を通して、参加してくれた人みんなが、これからも楽しく保育園に通えそう、と思ってくれますように。そう願うばかりです。
 そう、私がいつもお世話になっているように。