子どもと近所と『みんなのリズム』

 最近、子どもが見るテレビ番組に出てくる『みんなのリズム』という歌が心に響きます(作詞作曲:中西圭三ら)。“つまずいて転んでしまったとき、街のみんなが心配して声をかけてくれて、うれしくなったよ” というストーリー。これが、ノリノリ(ラテン系?)の振り付けとリズムに乗せられた歌になっています。

 これが何だか、子どもと一緒に歩く私の気持ちと妙に重なり合うのです。

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 保育園に通うようになってから1年ちょっと。それまであまり話す機会のなかった人たちと声を掛け合うことが増えました。誰より明るい保育士さんとか、他の子の親御さんとか、裏のお寺のおちゃめなおじさんとか。
 はじめは「あの言葉にこう返せばよかったー」「こう返したかったー」と後から思うことが多かったのですが、最近は「返せた」ことが少しずつ多くなってきて、嬉しい限りです。

 でも、この言葉にはこう返そう、なんていう決まりごとはないんですよね。言葉に出づらい部分の気持ちなんて、子どもに声を掛けてくれる人生の先達は、みんな分かってる。

 子どもと散歩をしているとき、すれ違う人に声を掛けられるだけで感じる心強さとか。

 保育園で、他の保護者から挨拶されるだけで感じる安心とか。

 レジを打ちながら、さりげなく子どもに目配りしてくれるパン屋さんのありがたさとか。

 それに頼らないとやっていけない、というわけでなくとも、子どもと一緒にいろんな感情に触れたり、心遣いに感謝しながら歩いていきたいなーと思う毎日です。

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 もうすぐ夏休み!
 (の前に、2歳児の軽い中耳炎が収まったところ。)