2018年2月4日、今年の守谷ハーフマラソンは私自身6年ぶりの77分台で走ってきました。好天下、応援に来てくれた友人達にも会いながら、楽しいレースを走ることができました。
今年も守谷ハーフは10時にスタート。競技の記録は→エントリの後半で。
スタート直後は、今の私の走力よりもスピードに乗りすぎた序盤でした。家族や友人たちに宣言していた途中の通過予定時刻があったのですが、それに遅れまいとしても、焦ってオーバーペースになっては元も子もありません。2~3kmあたりでやや無酸素運動の負荷がかかってしまっていると感じたので、周りのペースに飲まれないよう注意しつつ、いったん呼吸を落ち着かせ、体と対話をしながらレースを進めました。
7km手前、アサヒビール工場前の短い坂を上った頃には、今の自分に合ったペースと良いリズムで走れていると感じました。
なお、事前に宣言していた通過タイムは、9.5kmすぎ35分、11km 40分、15km 55分、16km 60分でした。
沿道に来てくれた家族や友人からの応援は、“べき乗” で効きます。9kmすぎに友人を見つけ、勇気十倍。9.5kmすぎに家族を見つけ、勇気百倍。
途中手元の時計は見ていませんでしたが、11km地点に置いてあった計時で、そこを40分ちょうどで通過できているのを確認。ここを宣言通りのタイム以内で通過できたのを知ったのは、素直に嬉しいことでした。
守谷トンネル(9.5~10.5km)を抜けた後に続くのは細かいアップダウン(11~14.5km)。12.8kmの折り返しを過ぎると弱く風が向かってきましたが、宣言していた「15km 55分」をクリアするために必要となるのは、11~15kmを3'45"/kmのラップで刻むこと。体感でペースはちょうどそのくらいか、やや遅れているかと感じていたので、踏ん張りどころでした。(あとで確認したところ、この区間のラップはぴったり4km 15'00"でした。)
そして15km手前で友人家族の応援を受け、勇気千倍。いや、5人家族の応援だったから、千倍以上だったかも。
再び守谷トンネル(15~16km)を抜けて、家族に会ったところで勇気一万倍。ここで沿道から「59分0秒」という声が聞こえ、私が宣言タイムより早いペースで走っていると気づかせてくれた人がいたことも励みになりました。
ここからレースの残りは5.1km。これを18分台で走り切れば、たしか今6歳になった長男が産まれた直後の守谷ハーフ以来6年ぶりの、77分台でフィニッシュできると思いながら走りました。
しかし、目標ペースを刻んできて迎える終盤、体もキツくなってくるところ。 家族や友人の応援ゾーンを過ぎて、最後はいよいよ自力で走りを作るところ。雪の積もった日も小雨の日も、夜遅くなった風の日も走って通勤して得た地力を試すところ。
脚が残ってくれていたと思います。
前に進むのに足で地面を後ろに蹴りそうになるところを、脚を前に上げること。脚を上げるのに腰が下がってしまいそうになるのを、足の着地するときの重心位置に腰を置いていくこと。重心が傾いて抱え込んでしまいそうになるのを、低い位置でしっかり振ること。そうすることで、前走者との差が詰められるのを感じていました。
この一年は、荷物を背負っての通勤ランの距離を伸ばしていたので、腹背筋がよく使えるようになっていたとも思えました。
再びのアサヒビール工場の前の短いアップダウンもクリアして、最後の折り返しを過ぎると残りは1.5km。20km地点で初めて手元の時計を見て確認したスプリットタイムは、1:13'42"でした。去年は終盤ペースを保てずに逃した79分台も、今回は逃さない。
●前回の守谷ハーフマラソン(2017)
●前回の77分台レース(守谷ハーフマラソン2012)
最後に前に見えた8人全員とはいかなかったものの、5人をかわしたところでいっぱいいっぱいでした。これでレースのおしまいか・・・
と思ったところで不意に聞こえた、「うめちゃーん!!」の声。最後の最後、ラスト100mでまた、保育所の友人家族が応援してくれました。最後の最後まで気を抜けず、後ろの選手に抜き返されることもなくゴールすることができました。最後に「十万倍」になった勇気は余ってしまったので、次回使わせてもらうことにしようと思います。
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2018年2月4日
●10:00S 守谷ハーフマラソン
ハーフ 1:17'40"(123位、種目別13位)
5km 17'47" [17'47": 3'20"-3'30"-3'34"-3'42"-3'41"]
10km 36'21" [18'34": 3'41"-3'46"-3'50"-3'43"-3'34"]
15km 55'03" [18'42": 3'42"-3'48"-3'40"-3'51"-3'41"]
20km 1:13'43" [18'40": 3'48"- ? -7'32"-3'36"-3'44"]
Finish 1:17'40" [3'57": 3'37"-20"]
翌日追記: 「16km以降の5.1kmを18分台で走り切れば、77分台」と思ってそれは達成できたけれど、結局その終盤も18'49"かかっていたことに気づいた。ギリギリ。
それから、悔しい80分台に終わった前回(昨年)とのスプリットの差は、10kmまでで1分、15kmまでで1分半。最後の6kmで+1分半で合計3分の差になった。終盤の走りがやはり成績に効いてくるということか。
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木曜から朝晩毎食キムチを食べるのに加えて、当日の目玉焼きにかけたのは、半年前に大学院生にもらったイタリアのオリーブオイル、ガーリック漬け入り。これが今回の勇気の元だったかな。
※なお、唐辛子が漬かっている方は餃子やピザにとてもよく合います。
この6年間、走ることと同じくらい「子どもと遊んで回る」ことにハマって過ごしてきました。子ども達と遊びながら、ハーフマラソンをまた77分台で走るくらいには日頃走る方法を身につけられた(つまりは、片道7~10kmほど走って通勤すればイケる)と思えたことが、今回のレースの一番の収穫です。
14年前のこの大会で出した私のハーフ自己ベストまであと4分。この4分が大変なのは分かっていますが、またそれを目指したいと欲も出てくる77分でした。