理科大・ホームカミングデー2013にて研究紹介

 2013年10月27日、東京理科大学のイベント「ホームカミングデー」(@葛飾キャンパス)で、「理科大での研究紹介」の部屋で出展をしてきました。

 タイトルは、『胎児期(産まれる前)の環境と子どもの健康』

 このイベントでは昨年も出展させて頂いていたのですが、昨年とは来場者の層が大きく違っていて驚きました。理科大の卒業生だけでなく、近所のおじさまおばさま方、高校生と親御さん、赤ん坊を連れた親御さんまで多いのなんのって!

 出展した研究紹介ポスターはもっと情報を少なくして、目を引く図や写真を大きくプリントした方がよかったかと思いつつ。何か実演・ムービーや、配布可能な参考資料を準備すべきだったかと思いつつ。
 それでも、発表の場でできる限り、アドリブで工夫をしてきましたし、嬉しくありがたい出会いもありましたよ。

 ①子どもの発達・健康を考えたときの、妊婦を取り巻く環境の重要性のこと。
 ②「次の世代」の健康を考えた社会のシステムを、どのように変えられるかということ。
 ③今年はじめに話題になったPM2.5のうちでも、とくに小さな粒子(ナノ粒子)の特徴と健康影響の可能性のこと。
 ④実際的かつ効果的に環境リスクを減らすためには、どのような方法が考えられるかということ。
 ⑤職業環境をどうするか、子どもや家族の集まる場所にどのような工夫ができるか、とか。
 ⑥“小さな粒子”がどんな場所に多いのか、こんな職場ではどうなのだろうか、などなど・・・

 最近の研究成果や、その背景にある課題について。答えがなくとも、来てくださった人たちと良い議論と、情報共有ができたと良いなと思っています。



 しかし、昨年難波さんから頂いた、「大切だと思うこと/伝える必要があると思うことは、不安があっても伝えなくちゃダメだよ」という言葉に、どれだけ救われていることか。
 どこまで分かっているのか、不安はどうしたら克服できるのか、問題解決を目指す上で注意を払うべきことは何なのか。そんなことは、伝えてみなくては分からない。そもそも誰にとって何が大切かだって、情報を共有できてはじめて分かる。
 最近、そして今、改めてそう思います。

 今日は他にも、理科大学生の父母会である「こうよう会」の方が来てくださったり。そこで、先日のこうよう会誌に私たちが載っていることに気づいてくださり、そこから話が弾んだり。

 実は最近の仕事の多さの疲れから、今日の日曜日はキツイなぁとも思ってしまっていたのですが。それを取り返して余りある有意義な1日でした。
 貴重な機会をくださったすべての人に、感謝の気持ちです。