2011.12.10皆既月食観察

 今朝紹介した皆既月食。部分月食が始まる頃、守谷では月に薄雲がかかっていましたが、それも皆既月食の始まる数十分前に晴れてくれました。


 そして、午後11時5~6分、皆既月食になりました!
 皆既月食中の月面の明るさ・グラデーションは、地球の本影の中心との位置関係の変化により、少しずつ変わっていきました。


 食の最大は午後11時半すぎ。オリオンとおうしが向かい合うすぐ上で、見映えのする月食でした。

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 こちらは部分食の始まる前の、午後9時32分。午後8時半から半影食が始まっていましたが、このときにはまだ、ほとんどいつもと変わりはないように見えましたね。


 午後9時49分。部分食が始まってきて、月が欠けて見えました!
 月が欠けているとき、月上の欠けている部分では“皆既日食”が見えています。皆既月食のときには、月全体で“皆既日食”が起こっていることになります。皆既の時間は、今回53分間。地球上ではそんなことは絶対に起こりません。地球の大きさを感じました。
 ちなみに、地球の大きさ(直径)は月の約4倍です。


 午後10時3分。月に映るのは地球の影。地球って大きいんですね。


 午後10時23分。デジカメではなかなか綺麗に撮れませんでしたが、欠けた部分が少し赤っぽく見え始めてきました。月がほぼ半分くらいまで欠けてきた頃です。


 午後10時44分。細い細い!! もちろん、三日月とは形がまったく違います。この20分余り後の月が、一番上の写真です。