根岸英一さん(米国パデュー大学特別教授)の御言葉です。
先日の朝日新聞で紹介されていました。
常に心の片隅に置いておきたいものです。
――(学生教育に)競争は大事か?
ゆとり教育もすそ野を広げるという意味では
いいのかもしれません。
でも、人間の本当の力を引き出し、(それを)
さらに伸ばすには、何より競争が大事です。
競争がないと、客観的な評価を通して
本当に何が自分に向いているのか、
自らをみつめる機会がない。
――(大きな成功を収められるかどうかは)
運も左右するのでは?
やってみてだめかどうかは運ですが、
失敗に対して次の手を打てるかどうかは運ではない。
次の手の準備がないと、がっかりしているうちに
時間がたってしまう。
一日が失敗だけで終わらないようにすることです。
運は自分で呼び込むものなのです。
(2010年12月7日、朝日新聞朝刊15面
オピニオン欄「世界の舞台で戦う」より)
* 過去の記事より *
・成功を下地にして“原点に回帰する”(2010年7月21日)
・後輩の大学院修了と成功体験(2010年1月26日)