失業問題に関する研究に経済学賞

2010年のノーベル記念経済学スウェーデン
国立銀行賞(いわゆるノーベル経済学賞)に、
失業と労働市場に関する課題を研究してきた
米英の3氏が選出されたそうです。

2010年10月13日の朝日新聞朝刊では、
「喫緊の失業問題に提言
 ノーベル経済学賞に3氏」(13面・経済)
という見出しで記事が掲載されていました。

ノーベル経済学賞、米英の3氏に
 失業問題など研究

 (2010年10月11日、朝日新聞


この記事によると、受賞者の1人である
ピサリデス英LSE教授が記者会見で述べた言葉は、

「(失業が社会の構造問題としないために)
 大切なのは、何らかの労働経験を続けさせること」

仕事を失った人が技術や知識を得られにくくなり、
失業が長引いてしまう危険を考えると、
政府が支援して労働経験を続けさせることは

「失業保険を払うよりも安上がりだ」

とも主張しています。


しかし、最善の対応は簡単ではないのでしょう。
同じく先週、賛否両論を呼んだ大前研一氏のコラムと
併せて知っておくと、より理解が深まると思います。
こちらも是非ご覧ください。
(「優秀でない」の定義はよく分からないのですが・・・)

「優秀でない学生に税金使うな」
 大前研一氏コラムに賛否両論

 (2010年10月12日、J-CAST