仕事始めの御言葉

「日本の行く末は暗い。わが社の経営も苦しい。
 各員一層、奮励努力を・・・。」

そんな仕事始めの訓示が行われてしまった
会社もあるのでしょうか。
昨日の日経朝刊1面「春秋」には、
リーダーはそんな悲観論と命令口調ではなく、
説得力のある希望を語ろうという言葉が
書かれていました。

社内にいれば、状況が厳しいのは皆わかっている。
経営の厳しさも、現場の方が日々痛感している。
社員や部下を脅すのは易しい。
そうではなく、まずは昨年の働きをねぎらい、
さらに逆風の中でも説得力のある希望を語れるかが、
リーダーとしての見識と器の見せどころになる、と。


私は大学から6日まで休みをもらっているので、
まだ頭はばっちりオフにしてしまっています。
とはいえ、初日の7日(木)にはいきなり
企業の方との打ち合わせがあり、
12日(火)には、博士論文の審査会もあるのですが。

その仕事始めを前に、多くの方から、
年賀のご挨拶を頂きました。
どうもありがとうございました。
年度末のハードルや、未知の新年度の生活に
不安を感じつつも、それを乗り切ってやろうという
人たちの言葉に、私も力をもらいました。

その、それぞれの人の目標の実現を
サポートできるように人に関わることができたら、
どんなに素晴らしいことかと思います。
もちろん、難しいことはできませんが、
心掛け次第で、少しは変われるかもしれませんね。


同じ日経の欄には、こうも書かれていました。

まじめな人であるほど、ミスをすれば自分を責める。
チーム全体が不調に陥れば、皆が縮こまる。
そうなっては、出せるはずの力も出せなくなる。

聞く人の笑顔を引きだす。
心持ちを前向きにしてくれる。
今日、あえてそんな言葉を交わし合うのもいい。

(引用は、日本経済新聞2009年1月4日朝刊
 1面コラム欄「春秋」より、一部抜粋・改)


ちなみに、私は年賀状を郵便で出したのは
年末の12月30日の夕方だったので・・・
届いていても1月4日とかだったと思います。
変な日にちになってしまって申し訳ないです。

さて、私の仕事始めは2日後です。
大学ですぐに仕事を始めるための準備に、
そろそろ“在宅ワーク”でも始めましょうか(笑)

右下の「人気記事ランキング」のうち、
プライマーの設計」へのアクセスが
1月に入ってから4日まで "0" だったのに、
5日なった途端にまたアクセスを頂いています。
これが、世の中では仕事が始まっていることを、
私に実感させてくれています。