小学二年生とミニトマト栽培

 うちの2年生が6月初めに、学校から30本のミニトマトの間引き菜を持って帰ってきました。学校では73個の種を鉢に蒔いたところ、大きく伸びてきた2, 3本を残して間引いた苗は家で育ててほしいのだとか。そして、鉢と土を渡したところ、彼は直径20cm余りしかない鉢にその30本全部を植えてしまったのですけれど。


 6月8日、昼すぎ。


 2週間後の6月22日。ばっちり葉が茂ってさすがに苗が可哀相だったので、野菜の栽培が得意な父に頼んで月末に、多数の鉢に植え替えることにしました。

 父が言うには、
●直径20cmほどの鉢に、2, 3本植えてるの!? じーじだったらその大きさの鉢には1本だなぁ。
●トマトは水が多すぎるとうまく育たない。露地(畑)より鉢だと乾きやすいから水をあげる必要はあるが、あげすぎるのはあまりよくない。

とのこと。そして、


●苗が水を吸うのは、根っこの太いところでなく細い先っちょ。ここがどうしても間引くときに傷んでしまう。この根の先が回復する前に日が当たりすぎると、葉で必要な水を十分に吸えずに苗がダメになってしまう。なので、間引いた後一週間くらいは強い日には当てず、水も気持ち多めにあげるのがいい、とのこと。

 結局、元の鉢に植えていた30本の間引き苗は6月末時点ですべて健在で、24本は小さな鉢に1本ずつ、残りの6本を細長の大きい鉢に植え替えました。


 細長の方には初め、大きく伸びた3本だけを植えるつもりでしたが、最後に残った極小の3本も捨てずに間に植えることにしたのでした。24本の方は、このあと土ごと畑に植え替えてもらうことにしました。

 しかし、元の鉢にあった苗には、根元で茎が二又に分かれているものがありました。変わった形の苗だなぁと思っていたのですが、なんとうちの二年生は初めに間引き苗を植えるときに、一つの穴に2本の苗を植えていたのでした。びっくり。父が丁寧に根をほどいてくれたので一本ずつ植え替えができましたが、もう根が絡まり合ってダメになってしまうかという状態でした・・・。

 しかししかし、その状態でもある程度の大きさまで育ってくれていたトマトたち。小学校では皆がある程度しっかり収穫できるよう、先生たちが強い種を選んでとっておいてくれているのかなぁと想像したりもしています。


 学校にある苗の方はもう花がついていたので、一つの鉢に植える数はやはりしっかりと絞った方がいいのでしょうけれど。

 美味しいミニトマトが成りますように。