【欧州】子連れで早朝にロンドンを発ってリヨンへ

 米国での友人宅2泊で時差ボケを見せなかった5歳児は、実は同級生と遊びたさに時差ボケを振り切っていただけのようでした。ロンドンでは午後(日本時間の深夜)になると、短い移動中でも眠ってしまうように。まぁ、毎時の刺激が強すぎて疲れも出るか。
 今回の三ヶ国ハシゴの最後の目的地はリヨン(フランス)でした。限られた時間でできるだけロンドンに滞在するために、米国-ロンドンは深夜便で移動してきましたが、リヨンにもまたできるだけ長く滞在するために、ヒースローを8時発の便で出発。予定では5時に市内のホテルを出て6時過ぎに空港(ヒースロー)に着くつもりでした。が・・・

 前夜21時半に寝た5歳児(←直前に1時間くらい一人バスタブで遊んでた)の起きる気配がなく、朝一人仕事をしながら予定変更。
 →『ホテルを5時に出てバスの予定から5時半に出てタクシー』に変更すれば、Paddington 6:10発のHeathrow Expressに乗れるか?
 →『出発を5時半から5:45』に変えて、Paddington発を6:10→6:25に変更しても間に合うんじゃ?

 ・・・などと考えるも、久しぶりに8時間も途中起きずに、ダブルベッド一つを贅沢に使って気持ち良く寝ている5歳児を起こせず。結局、『起こすのを5:45』に変えて6時すぎにホテルを出ることになりました。空港の国際線ターミナルに1時間前に着くというギリギリのタイミングとか、妻が同伴だったら絶対に怒られる。リヨン行きへの搭乗が、Heathrow Express直結のターミナルの一つだったことが幸運でした。



 Paddingtonでのタクシー→列車へのバリアフリーな移動を数分で済ませ(窓口の職員の案内も簡潔・的確で助かった!)、乗ったHeathrow Expressはとても快適。



 市内のホテルから空港までをタクシーで行く場合と時間は大差なく、乗り換えがあるものの料金は20ポンド(3000円弱)ほど安価。市内から短時間(15分)で空港に着く列車の快適さがダントツでした。ちなみに、前夜のうちにHeathrow Expressを予約して浮いた分の数ポンドは、タクシー代につけて運転士に渡しました。

 しかし、『7時すぎ』に空港のチェックインカウンターに着いてみると、「チェックインは60分前に締め切ります」の文言。え、つまり『7時』締め切り? 米国での乗継ミスで始まった旅程だったこともありドキドキ、乗れなかったらリヨンの友人に何を連絡すべきかとヒヤヒヤしました。結局は朝早くの空港だったこともあり間に合い、5歳児のトイレも間に合い、搭乗直前の店で牛乳とグミを購入し、指定の搭乗時刻(7:40)にも間に合って搭乗できましたが。5歳児の睡眠確保と引き換えにスリルを味わってしまった朝でした。


 保安検査を通った後の待合フロアの広さに、この空港が英国最大の規模であることを感じました。


 ヒースローで5歳児が欲しいと言うので買ったグミ「HARIBO」(フランスではBonbonと言うらしい)が、フルーティーで美味でした。ヒースローでは牛乳も買うことができたので助かりました。飛行機内でも空港でも、なかなか牛乳は手に入らないことが多いです。なお、上の牛乳のサイズは1 Pint=568 mL。


 ドーバー海峡横の海を越えてイギリスからフランスへ。そう言えば、7年前にスコットランドの学会からリヨンの大学に向かったときにも、私はここを越えてパリに向かったなぁと思いながら向かいました。




 リヨンに着陸する直前に見えたのは、雲の上に頭を覗かせるアルプスの山。


 見えてくるリヨン周辺の町並み。





 Lyon Part-Dieuの駅。駅前や駅構内に警官(軍人?)がたくさんいたのですが、それは2010年夏はなかった(たぶん・・・)と思うので少し驚きました。キャリーケースに加え寝る子を抱えていても、お金を恵んでくれという人にずいぶん声を掛けられましたが、それも経験。


 7年前、気持ち良くて一人延々と歩いたローヌ川にまた来れた喜びを感じつつ、5歳児曰く「ドキドキしちゃう」の連続だった3ヶ国ハシゴ旅も、この火曜日からフランスでの34時間を残すのみになりました。

 Paddington 6:40 --(Heathrow Exp)-> 6:55 Heathrow/LHR
 London/LHR 8:00
  --(BA360, 1h45m)-> 10:45 Lyon/LYS
 Lyon/LYS 11:22 --(Rhônexpress)--> 11:53 Lyon Part-Dieu

+++

<リヨン(フランス)>
・時差: UTC+1 (JST-8)、3月下旬からはdaylight saving
・プラグ形状: C(フランス‐プラグ変換器の注意
リヨンの天気(AccuWeather)

リヨン・サン=テグジュペリ国際空港
 リヨンの東に位置する。
 急行トラムRhônexpressが、メトロA線(Charpennes経由でPerracheへ)接続のVaulx en Velin駅を通り、国鉄・トラムのPart Dieu駅まで伸びる。運行は15分間隔で、全線の所要時間は約30分。


 Rhônexpress。低床のトラムのような形で、これ速いのかなと一瞬でも疑ったのは大間違いでした。普通の路面電車と違い、カーブではカントをつけて爆走してくれます。
 これを書いている今は成田空港から帰宅した後なのですが、このリヨンやヒースローを使った後で成田に来て、その不便さが際立って感じられました。空港のアクセス路線ってこのように、少なくとも15分間隔くらいでは運行してくれないと使えないんですよね。京成のアクセス特急40分ごとの運行は、何とかもう少し頑張ってほしい。編成両数ではなく頻度なんだということを、3両編成のトラムで運行されているRhônexpressに乗りながら思いました。

リヨンのメトロ (TCL)
TGVの予約 (SNCF)

+++

5歳の人と米メリーランド~3ヶ国ハシゴ旅へ
1年ぶり(5歳の人は初)の米国はメリーランドへ
子連れでワシントンD.C博物館~ボルティモア水族館巡り
子連れで米国からロンドンへ
●子連れで早朝にロンドンを発ってリヨンへ
リヨンで友人との再会と町歩きと