賑わう上田に梅満開(2016)



 他国からの出張後は普段以上に、味噌汁の旨さにホッとします。春分の連休は長野県・上田にいました。



 この上田では、3月後半に梅の花。桜(ソメイヨシノ)も4月に入ってから開花ということで、たしかに関東・首都圏よりもひんやりした空気でした。



 今年の上田は、縁深い武将・真田氏を描いたドラマ「真田丸」が年間通して放映されるとあり大賑わい。昨年も長野は北陸新幹線延伸があり、賑わっていた印象がありましたが、今年の上田は桁違いです。

 現在の正面口「東虎門」も櫓も駐車場も繁忙期は混雑。入り口には、ここで見たことがないほどの行列ができていました。上田城も駅から遠くない場所なので、早朝に行くのでもなければ絶対に鉄道で来た方がいいです。


 (※鈍行もOKです。観光列車「ろくもん」も。)


 東から日の差す朝は、東虎口櫓門の姿が堀の水面にも。

 南側(千曲川側)の駐車場の横、櫓の下まで立つ石垣は「尼ヶ淵」。上田城のシンボルの一つです。昨日も「真田丸」で徳川の家臣・本多正信が、信濃の国衆で真田昌幸のライバル・室賀正武に「安房守(真田)は先日の尼ヶ淵の建設許可請に単名で署名している。真田は国衆のことなんて考えておらず、自分だけが上に立とうと考えているだろう(なので真田を討ってしまえ)」と唆していましたが。



 なお、この石垣の直下(今の駐車場)は当時、千曲川(分流)がそのまま流れていたそうです。すごい城があったもんです。
 ちなみに大混雑とはいえ、人の塊をうまく避ければ上の写真のように、城の景色を独り占めすることも可能。焦らずにマイペースがオススメです。

 下は真田の家紋を型どった「六文銭そば」。つゆをどうかけたものか迷いますが、趣があります。



 さて、六文銭ってなんでしょう。



 ひんやりとした長野の空気を覚えつつ、明日からは「花冷え」で冷えそうな予報。私は出張で痛めたノドがまだ快復し切っていないし、気をつけないと。