【アジア】年末休暇にシンガポール

 2015年末、12月29日の朝シンガポールに着きました。赤道に近い常夏の国は、青々としています。



 シンガポールでは11~1月頃が雨季に当たるようで、年末のシドニー以上に蒸しています。





 Marina Bayで体に当たる水しぶきが、マーライオンの口から吐かれたものかと思ったら、通り雨でした。



 しかし雨が舞うと涼しく、そんなときに気化熱の大きさを実感する気候です。

 蒸し暑いと年末であることを忘れていた気がするのですが、それは失礼だったなと今は感じます。蒸し暑い中でクリスマスや年越しを迎える地域はたくさんありますから。そういう土地では日本のように、雪が降る感じを表すイルミネーションはありませ… と思ったところが、たくさんありました。雪を連想させる装飾のトナカイとか、雪だるまとか。ま、年末を飾るクリスマスツリーといえば由来は北欧ですもんね。


 でも、クリスマスツリー飾りを囲む人が半袖だと、やっぱり日本や北欧米とは雰囲気が違うわけです。

 室内の冷房がしっかり効いているので、noodle(焼きそばに近いのは、中華の食文化のものでしょうか)もスープもコーヒーも冷めが速いです。幼児との食事には安心な面もありますが、服装に注意が必要かもしれません(滞在3日目の大晦日の夜、体調を崩した人が1名…)。また、もちろん屋外でいただく食事はすぐには冷めません。アイスはすぐに融けますが。


 これはMarina Bayのマーライオン近くのお店でいただいた、郷土料理Laska。中にシーフードがたくさん入っていて旨いのに、麺の下に隠されているので写真には入りませんでした。

 シンガポールの食事と言うともう一つ、朝食会場でのお粥の存在に、中華を感じました。2014年夏の中国渡航中国東方航空に乗ったときに、機内での朝食にもお粥が出たことを思い出しました。
 Beans paste入りの饅頭はあんまんかと思って食べてみたら、中の餡はピーナッツクリームのような食感。よく見たらbeansでなくLotus seed(蓮の実)の餡を入れたものでした。いろいろあるもんです。
 そして朝食会場でそのすぐ横では、オムレツを焼いてくれるコーナーも。中の具を希望によりアレンジしてくれるオムレツのコーナーは、エジプトに行ったとき(2015年3月)に泊まった米国系ホテルでのそれが楽しかったかな。今回のシンガポールでは、いろいろな土地に由来する文化が隣り合わせにあるのが心地良いです。

 そうこう書いているうちに、日本ではシンガポールより1時間早く年が明けますね。丸い大地の不思議を感じつつ、2015年のすべてにありがとう。