研究発表はやっぱりフラットが良い-理科大の「特定研究」成果報告会から

 写真は、葛飾理科大・図書館3階のホールでの、藤嶋昭学長のご挨拶。演壇の上には、アインシュタイン一般相対性理論をモチーフにした理科大の校章のデザインされたライトがあります。


 (※2015年は、「一般相対性理論」発表100周年! 校章は、太陽の重力によって曲げられる光の様を描いたもの。)

 このホールで今日、学内の「特定研究」成果報告会がありました。

 シミュレーション(計算)と実践、技術と技術との共同研究。その人ならではの研究、その人にしかできない研究、その人とあの人とが組まないとできない研究、組んだからこそできる研究。教授陣から大学院生まで、学内で採択された数々の「特定研究」の報告会でした。

 やはり、教授から学生までが同じ形でポスターを並べる場は良いなと思います。教員だけの報告会、学生だけの発表会とは全然違う話しやすさ、活気、フラットな感じ。3年前に私が幹事をした、理科大でのワークショップも思い出しました。
(⇒2011.11.16 若手ワークショップ

 最近、とある博士課程学生が「学内外問わず博士課程の学生同士の交流会希望」と言っているのを聞いて、もやもやした気持ちを抱いたのですが、そういった会は与えられるものでなく、「ある」し「できる」んですよね。

 未知を追究する楽しさを感じ、自分の想像力をかき立てられ、そこに「知」の源泉があると実感する時間。あっという間でした。講演会の後、私は自身の発表ポスターの前で110分しゃべっていて、他を回れたのは5分ちょっとでしたが。


 (私たちの共同研究ポスター。学外未公表なので、低解像度で失礼を。)

 次回、また共同研究者と新しい成果も発表する機会を頂けますように、と願いつつ。

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 さて、完成が2013年と新しく、使い心地・座り心地も良いこの葛飾の会場。このホールで、9月末の土曜(2015年9月26日)に公開講座を予定しています。生物の様々を、アートとして紹介・解説・展示する企画です。

 計画と広報と私の頭の中をもう少し整理したら、改めてお知らせしたいと思います。お楽しみに。