キャパオーバーが生産性を高める

 4月28日にトルコから帰国して、一日の休日(祝日)を挟んで30日。その夕方、私は連休前の2日ちょっとの間にしたいこと、しなければいけないことをこう列挙していました。

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今夜(4/30)〆切のタスク
・2歳児の快眠サポート
・来週の講演スライド最終チェック
・研究申請書作成、提出
・この期に及んで考えたいことがある

明日(5/1)までのタスク
・ラボ紹介ポスターのコンテンツドラフト
・留学生2人の計画書評価、修正
・実験関係の書類提出
・トルコでお世話になった先生方に御礼
・ラボの卒業生何人かに連絡(イベント案内)
・取り急ぎ、論文4つほどドラフトしたいのだけど
・夕方に、保育園のクラス役員の仕事でイベント打ち合わせ
・2歳児に元気供給
・この期に及んで本読みたい

明後日(5/2)までのタスク
・トルコの出張報告書提出
・大学院生10人の指導計画書修正、提出
・本の執筆でお世話になっている編集者に連絡
・3日は午前4時ごろ家を出る(旅行)ので早く寝る

※あれ、もう一つ共同研究計画書のドラフトするんだった。
※連休明けのセミナー準備が、頭をちらついてきた。
※この“2日ちょっとの間”のうちにも、オーガナイズ予定のシンポジウム取りまとめが「2件」追加。
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 5つは「5/2」の夜までに何とかしました。時間に余裕のない連絡になってしまった方には、本当に申し訳ない限りです・・・。
 3つは“半了”ということろ。そして、連休前にしなくても仲間に迷惑のかからない(はずの)ことは、8つを連休後(7日以降)へ。書きたい論文ドラフトとかは、まったく無理でした。しかも、早くも寝られず(ついでに、妻の風邪が治ってない)。

 やっぱり、完了率は4割以下。今年初めに「2013年中にこなせたタスクは15分の4」と書いたこと(→タスクリストを書き出そう(2014))と比べればマシですが、それで大丈夫なのか!? という感じです。
 しかし、2日ちょっとの間にと作ったタスクリストの完了率が半分って、明らかにキャパオーバーですね。あえて書きますが、これを私は予定ミスとは思っていません(理由は後述)。なお、「※」で追加した4つのタスク(気になること)は、2つのみ昨夜までに完了させました。これも完了率は半分です。

 こんなことを書いて何になるのか? という感じでもありますが。

 これを書くメッセージをあえて明示すると、それは、「私のやりたいことは、少なく見積もっても私ができていることの2~4倍ある」ということです。そして、「やりたいこと」の半分~4分の1しかできていなくても、そんなのあんまり悲観することない、ということです。

 2~4倍って、どうですかね? いや、ほとんどの人は、「やりたいことは自分のこなせていることの10倍以上だ」という感じなんでしょうかね? 「自分はやりたいことの、1割もできていないよ」みたいな。その辺り、人のことはまったく私にはわかりませんが。

 「やりたいこと」が「できること」をほどよく上回っていると、「やりたいこと」の中にも優先順位を明確につけることができます。限られた時間で「やりたいこと」をしよう、という目標が明確になり、生産性を上げることもできます。

時間も体力も有限の資源(2013年1月4日)

 しかし、このエントリを書いたのが上記の「2013年」の初めとは・・・。

 というわけで、連休明けの目標は「やりたいことを半分は先延ばしにしない」ことです。そして、いまこう思っていることは、7日の朝までは忘れます。

 よい連休を。