王道を行こう

 私は今週から、来週15日ごろまでの10日間に、仕事でひと勝負をかけています。学生も実験やデータの取得やまとめを頑張っています。
 手段と目的とを見定めて、得たいものに向けて今だけは直線的に進み、直角の壁にも挑む感覚。勝負所です。とはいえ、できる限りサラッとこなして、次のステージに進みたいとも併せて思っています。

 そんな中、今日読ませていただいたのは、大隅典子先生(@sendaitribune)のブログエントリ「帝王学&女王学」。初めの一パラグラフだけで、強くうなずいてしまいました。

帝王学&女王学大隅典子の仙台通信、2012年11月8日)

 誰にどんなon the job training(OJT)の機会を与えるかは、人の将来の可能性を拓く上で重要なポイントであると、私も思います。時間は有限なので、その人自身が生かせる(&望む)チャンスを効率的に示すことが、その人の最大の変化(成長)を導くために重要でしょう。また、時間の配分がその人ごとに合ったものでないと効果を得られません。
 これをどのように実現・最適化するかということは、私のように大学(院)生と相対する場で仕事をする者にとっても非常に大切なことです。

 そして、このエントリからは私自身が教授から頂いているチャンスの大きさをも改めて感じさせられ、身の引き締まる想いでこれを読みました。(ちょっと趣旨は違いますが、→「私が教授から学ぶこと」。)

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 私は学生に、(おこがましいとも思いながら)こんなことを話したことがあります。「王道を進め」「王道を拓け」と。道を自ら作ることなく、自分が(自分だからこその)望むところに到達できることは、まず無いと思うからです。
 そして「王道を行く」ことが許されるのは、人のニーズを拾える者に限られると私は思います。それを、私たち(若者?)は覚悟しなくてはならないのだろうとも思っています。

 今、私が自分の言葉で書けるのはこの辺りまでなので、上に紹介した大隅先生のエントリも是非ご覧ください。冒頭のパラグラフ以外では、この言葉が私の胸には残ります。

 「「書面」で人はまず判断されるということは肝に銘じた方がよい。」
 「先輩のやり方を見て盗むことも必要。」


 その通りですね。ただし、先輩を見るときにどの“先輩”を見るかということも問題です。そこで、この点を“見極める”力が必要になるのですが、そのためには・・・
 これは、また別の難しい問題かもしれませんが、今日はこの辺りで。