西宮お墓参り(2012)と彼岸花

 昨夜は出張の後、大阪府内に泊まったので、朝一番にで兵庫・西宮のお墓参りに行ってきました。今年も(*)、祖母らへの謝意を込めて。



 9月末~10月初めという時期に来たのは、今回が初めてでした。お寺を目指して山の中腹まで着いたときに、ヒガンバナが突然目の前に現れました。



 ここでつい、“彼の岸って何?”という問いが頭に浮かんでしまいました。その答えを見出せない(見出すつもりもあまりない)私は、“此の岸”でしか生きられないということでしょうけど。

 帰りの新幹線からも、いろいろなところで赤いヒガンバナを見ました。滋賀県の、単線の近江鉄道の線路際、佐和山城址の周りに。岐阜県に入って、関ヶ原の浅い山間、田んぼ脇の盛り土、中小の川の岸に。神奈川県に飛んで、箱根の早川に、JR御殿場線近くの斜面に。多摩川土手にも少し。

 それにしても、彼岸・・・
 この花が、川の岸や土手、田畑の縁などに列を成して咲いたり、開けた土地のある一帯だけに咲いたりしている様は、やはり“彼の岸”が何かを考えさせようとしているような気がしてなりません。
 というわけで一つ、興徳寺(岐阜県)副住職・稲葉瑞峯さんの良い話。
 →法話「彼の岸に咲く花」


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 さて。西宮は自宅から近くはないので、私はこれまで数えるほどしか来れていない上に、昨年は一度も来れませんでした。そのため、お墓参りもおよそ2年ぶりになってしまいましたが。



 今回は、行きに尼崎から15km、帰りは西宮の今津まで9km走りました。行きは夙川からまっすぐ登り、帰りは甲山の横から甲陽園の方へ下る急な坂道を下り。写真は、お寺の参道から帰りに見える甲山。



 やはり、坂のある道を走るのはいいものです。

 (*) これまでここに来たのは、2006.1.2=家族で、2007.11.3=祖母の命日に(行きは西宮から7.5km、帰りは大阪市内まで28km走って)、2008.11.9=両親と、2009.10.23、2010.8.27=初めて夏に、2010.12.11=紅葉の残る中で、今回は7回目でした。