第3回国際セラミックス学会発表(3日目午前)

2010年11月16日、
午前中の最後の演者として、発表を終えてきました。

"Current research and prospect for health effects of nanoparticles on offspring"

発表はこの演題で、
理学・工学系の発表が主な本学会ではマイナーな
「ナノセラミックスの生物体への作用」を
議論するシンポジウムで行いました。

Symposium 17:
"Health and safety aspects of ceramic nanoparticles"



初めての30分間に及ぶ招待講演。
直前の今朝は、走ることができませんでしたよ。
学会会場に着いた後、座長の先生に挨拶をして、
私の前にあった4つの講演に関する議論まで、
ある程度思い通りにできていました。

しかし、肝心の私自身の発表には
大きな課題を残してしまいました。

前回の国際学会での口頭発表で課題の残った
質疑応答は少し改善できたものの、
20分間以上に及ぶ口頭発表をやり切るためには
完全に力不足でした。

英語での20分間以上の発表の機会なんて、
それほど近い将来にはないだろうと思います。
挽回のチャンスは、だいぶ後になってしまうでしょう。
残念です。


発表会場は、大阪国際会議場の12階でした。
ただ今、12階のロビーで“一人反省会”です。




雲が多いのですが、それでも良い天気です。
ここは、中之島の西の端。
大きくカーブしながら淀川に架かる阪神高速
向こうに見える山が目を引く景色です。


私が発表をしたシンポジウムは、
大学のゼミ室より少し広いくらいの小さな部屋にて、
少人数で行われています。
先生方と密に会話をしやすいのが嬉しいです。

自分の発表には大きな無念さが残りますが、
午後の討論にも加わることで、少しでも
経験を積んで帰りたいと思います。


決して、調子は悪くなかったのですけどね。
自分の能力ではどうにもならない挑戦も、
たまには悪くないと思います。
先生方には、もう少しお世話になって帰ります。

※ 午後の議論の内容の報告は、
 翌々日に記載しました。→こちら