第3回国際セラミックス学会2日目

第3回国際セラミックス学会に参加しています。
講演は、2010年11月15日朝の
プレナリーレクチャーで始まりました。
3つのプレナリーレクチャーのうち、私にとって
一番興味深いのはこれでした。

PL-002
Discovers, Inventions & Innovations in Ceramic Science Technology
by Dr. L.J. Gauckler
(ETH Zurich, Switzerland)

セラミックス材料の開発は、
表面の特性と界面の活性の理解とその活用で
進んできたということを改めて理解しました。
また、その開発の歴史が解説されました。


他に今日は、ナノ粒子の表面積や表面の性状を
解析する新しい方法を教えてもらったり、
同じナノ材料でも結晶の“面”によって
性質が異なり、それを作り分けることができることも
あることを知ったりしました。

とくに、
「グリコール酸(ヒドロキシ酢酸)により
 形状や光触媒活性の異なる酸化チタンナノ粒子を
 きれいに作り分けることができる」
という発表がとても興味深かったです。
東北大の垣花教授らの研究で、結果がとても明瞭でした。

S3-002
Environmentally benign synthesis of nanocrystals from water using novel water-soluble compounds
by M. Kakihana

S11-009
Synthesis of anatase TiO2 single crystals with exposed {101} and {001} facets and their photocatalytic activities for hydrogen evolution
by Q.D. Truong and Prof. M. Kakihana et al.


今回、薬学部の私はまったく“畑違い”の学会に
参加しているわけですが、何とか頑張っています。

この学会会場の隣のホテルには、
紅葉とクリスマスが合わさった装飾がありました。
写真を撮ってきましたので、是非以下をご覧ください。




クリスマスツリーの下のじゅうたんに、
落葉を題材にした秋の絵が描かれているのです。
大阪・中之島の、リーガロイヤルホテルです。




ホテルの前も、豪華に電飾されています。



もちろん私はこんな豪華なホテルには泊まらず、
ここから数km離れた手軽な宿に泊まっていますが(笑)
私にとっては、こちらの方が
大阪城公園に近い“便利な”ホテルでもあります。