夏の “信州の鎌倉” 別所・塩田平

2010年8月15日、
長野県上田市の市街から10kmほど西に進んだ
別所温泉郷を散策しました。

この地は、鎌倉時代源頼朝や北条氏と縁が深く、
“信州の鎌倉” とアピールしているようです。

野倉夫婦道祖神に、
善光寺と向かい合う北向観音
国宝の三重塔がある釈迦如来安楽寺に、


御舟の松と茅葺きの社殿が立派で、多宝塔もある常楽寺

薬師如来を本尊に祀る中禅寺と、その隣にある塩野神社、


ケヤキの大きな古木とお地蔵様が並び・・・


“未完成” の三重塔が立派な大日如来の前山寺。

そして最後に、戦国時代の古文書が多く残る
生島足島神社と回りました。


町の雰囲気は、鎌倉というよりも
伊香保温泉郷(至る所から飲用泉が湧く)や
四万温泉郷(山や峠の手前に位置する)に
似ていると思いましたが、
寺社に多く残る文化財は、なるほど“鎌倉”に
匹敵するものなのだろうと思いました。

別所温泉の手前に広がる「塩田平」は、
穀物の生産地としても良好な土地なのだそうです。
そのために、この地域が歴史的に重要視されて
文化財が多く残っているのかもしれません。
(あくまで私の想像ですが。)

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この別所温泉郷、とても緑の豊かな場所でもありました。


野倉夫婦道祖神に向かう道に咲いていた朝顔


ふと視線を上に向けると、青い栗の実が。


常楽寺の青もみじ。


北向観音百日紅


前山寺の桔梗。

こうして並べてみると色もさまざまで、
本当に良い場所だったなと思います。