【欧州】リヨン散策

 リヨンには、6月7日(月)の夜から9日(水)まで、2泊滞在しました。朝は2日とも、ソーヌ川沿いを走りました。川の向かいの丘の上に見えた大聖堂が、前の日記で2つ目に紹介した写真。この丘は、フルヴィエール(Flouviere)の丘と呼ばれているそうです。

 8日(火)に大学見学を終えた後に、この丘の上まで登ってきました。この聖堂の前から街を一望できました。



 赤い屋根の家屋が多いです。そして大聖堂の少し南には、ローマ劇場(Theatres Gallo-romains)がありました。



 またの名を、Renaissance d'un Quarter de Lugdunumというそうです。丘にある4分の1のルネッサンス? でしょうか? すみません、分かりません。
 紀元前43年に建築された劇場なのですが、今もコンサートやオペラが催されるのだそうです。私が訪れたときも、夏のコンサートの準備中でした。

 リヨン市内には、地下鉄やトラム、そしてバスがたくさん走っています。私もリヨン大学に行ったときにトラムに乗った他、地下鉄にも乗ってきましたが、パリのそれよりも広くて快適でした。リヨンは、トラムも地下鉄も新しいのです。

 今回のフランス滞在最後の9日(水)は、朝10時半にホテルをチェックアウト。パリのシャルル・ド・ゴール(CDG)空港まで行くTGVの出るPart-Dieu駅まで、荷物は重かったのですが歩いて行くことにしました。


 これが、PeraccheとPart-Dieuとの間に流れるローヌ川沿いで撮った景色。

 Perracheの駅近くから順に、

・Pont Gallieni
・Pont de l'Universite
・Pont de la Guillotiem
・Pont Wilson
・Pont Lafayette

と橋が続き、私はその次の

・Pass du College

を渡ってPart-Dieuに向かいました。どこも、その橋や周りの建物に特色があって、見ていて飽きませんでした。上の写真は2番目の橋です。

 街では、トロリーバスがたくさん走っているのを見ました。トロリーバスというのは、架線から電気を取って走るバスのことです。初めて見て、その不思議な乗り物と架線の構造に見入ってしまいました。
 このバスの進路の分岐点では、架線が複雑に交差しているように見えます。どうやって、バスが進路に沿った架線を掴んだまま走行し、かつ架線どうしでショートしないのかが本当に不思議でした。

 9日の13時すぎに、Part-Dieu駅に到着。予約したTGVまで5時間近くありましたが、日本時間の20時すぎということもあり、ここでおとなしく、ゆっくりしていくことにしました。
 一度ここで、1本早いCDG空港行きのTGVに予約を変更してみようとはしました。

 "Je voudrais changer ma reservation."

 しかし、追加料金が24ユーロかかるとのこと。

 "Non, merci."

 予定通りの電車を待つことにしました。

 17時半を過ぎた頃、発車ホームが "Voie F" であるという案内が出たところで、今回も忘れずに乗車券に刻印。今度は、"LYON PD....09061017:38"という刻印でした。で、リヨンを出て、日本への帰路に付きました