【欧州】パリでお寿司・TGVでリヨンへ

6月7日(月)は、パリ滞在最後の日でした。
9日(水)まではリヨンに滞在します。

最後にパリでは、朝にブローニュの森
(Bois de Boulogne)を走り、
その後、1893年創業の百貨店である
ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)
に行きました。

買い物は好きではないと、先の日記で
書いてしまっていましたが、
スーツケースを持っては、観光地を回れません。
機動力を失った状態で人ごみに入っては、
スリなどにも、狙われかねません。
フランスにはコインロッカーもないため、
この日は買い物で我慢しました。

ここでお土産など、日本に帰るのに
必要な買い物をしておきました。
Galeries Lafayette・・・
横目で見た服は、信じられないくらいに高かったです。
まぁ、日本の銀座も同じですけどね。

私は、Men's Storeにある食品売り場を回りました。
頑張って、フランス語で商品のことを聞きました。
聞いたのは良いものの、答えが、
Oui/Nonくらいしか分かりませんでした。
しかし、フランス語で聞く努力を見せた方が、
相手が快く英語で答えてくれるようだったので、
その努力も無駄ではなかったと思います。


お昼には、Main Storeの6階にある
Sushiのレストランへ。



頂いたのは、寿司と味噌汁、日本茶のセット。
しばらく、食事はパンとジュースの毎日だったので、
とても感激しました!
まだその毎日も「7日目」だったのですが・・・。

お寿司は8貫と、決して大きくはないセットに
19.20ユーロ(2500円!)という値段でしたが、
海外で食べる日本食ということで、
このくらいの贅沢も、許してほしいと思います。
いつも、夕食は3~5ユーロで済ませていましたので☆


昼食の後、一昨日も前を通った
オペラ・ガルニエに再び寄ることができました。



今日はここに来たときに天気が良くなり、
きれいな写真を撮ることができました。

で、ここから地下鉄に乗り、
少し寄り道をしながら、Gare de Lyon駅へ。
ここから、リヨンへのTGVが出発します。


Paris, Gare de Lyon 16:24
-> Lyon, Perrache 18:35 (TGV 6659)

初めて乗った、TGV。16時24分にパリを出発。
10分もしないうちに、市街地を抜けました。
日本の新幹線で、出発してから10分後に
市街地を抜けるということは、ありませんよね。
少なくとも、東京と大阪では。
日本という広くない国にできた、
東京と大阪という巨大都市の大きさを感じました。

出発してから15分ほどすると、爆走の雰囲気に。
専用線の走行は、とても速かったです。
そのちょっと後で、東に線路を分けました。
あちらは、どこに向かうのでしょう。



広い畑が続きました。
見える道路に、信号はありません。
片側1車線の道も、3車線の道も。
そんなところを進みました。
ただし、“爆走”中に狙った風景を
写真に収めることは、まったくの不可能でした。

そういえば、車や市内の鉄道は右側通行なのに、
この区間TGV専用線の走行は、左側通行でした。

17時10分頃になると、森も増えてきました。
と思ったら、その少し後で、東に線路を分けました。
あちらは、どこに向かうのでしょう。
スイスのベルンであったようです。

17時35分頃から、町が増えてきました。
その少し後で、久しぶりに駅を通過。
Le-Creosotという駅のようでした。
目下に、決して広くはありませんが、町がありました。

17時55分頃、もう少し広い町を通り、
広い川を渡りました。
そしてまた、東に線路を分けました。
あちらは、どこに向かうのでしょう。
スイスのジュネーブであったようです。

18時を過ぎて、減速開始。
在来線との共用線に入り、
小さな駅を通過し、市内のトンネルを通過したら、
リヨンのPart-Dieu駅に到着しました。

私の目的地は、この次のPerrache駅。
午後6時半過ぎに、ここに到着しました。
そして、午後7時にホテルにチェックイン。

前日の朝から、パリのホテルからのウェブアクセスが
できない状態だったので、
ここで、1日半ぶりにアクセスすることができました。
メールの返信などが遅れた皆さま、
失礼致しましたm(_ _)m


以下、最後のパリ散策について、
詳細の記録をしておきます。


Gabriel Peri 9:38
-> Saint Lazare 9:51 (M13)

ギャラリー・ラファイエットには、
Saint Lazare駅から歩いて行きました。
ただし、他にも至近のメトロの駅が多くあります。

お昼に頂いたお寿司について、
詳しく触れておきたいと思います。

まず、わさびは横についていましたが、
海外ではにぎり寿司の中には入れないのが
通常であるようです。
わさびがダメな方も、海外では
安心してお寿司をお召し上がりください(笑)

カウンター席の、店の一番奥に入れてもらって、
店内を観察することができました。
今日はリヨンへの移動日で、荷物が多かったので、
小回りが利きません。
そんな今日は、デパートで周りの人を観察しながら、
この地の文化(マナー)を学ぶのも楽しかったです。

具体的には、皆がどんなタイミングで
どんな言葉を使ったりどんな行動を取るのかを、
できる限り(怪しまれない程度に)観察していました。
おかげで、フランス語の使い方も、
少しずつですがやっと慣れてきました。


お寿司を頂いた後、地下鉄へ。
地下鉄のホームに入る改札は、とても狭いです。
海外渡航用のスーツケースを持ってここを通るのは、
至難の業です。
体力が人並み程度だけあると思う方は、
大きなスーツを持ってパリのメトロに乗ることは
できれば避けましょう(笑) 本当に大変です。


Opera 14:11
-> Chemin Vert 14:20 (M8)

大きな荷物を持って、街を歩くべきではないと
思いましたが、時間があったので、
バスティーユ広場(Pl. de la Bastulle)にだけ
寄らせてもらうことにしました。

・・・と思ったら、M8のBastille駅は工事中で、
8月まで使用不可能でした。
まったく、やってくれます、パリ市は(笑)

というわけで、1駅手前で降りて歩くことに。
ボーマルシェ大通り(Bd. Beaumachais)を南へ。
街路樹が立派で日差しの和らぐ、快適な通りでした。

そして、目当てであったバスティーユ広場ですが。
こはちょっと物騒なところでした。
集会のように集まった人たちが、
何かを求めてくるようなところでした。
一時的な集まりだったかもしれませんけどね。

すぐに、TGVに乗る駅へと歩を進めました。

最後に、ドーメニル大通り(Av. Dannesmil)に
寄り道をしました。
ここには、かつて鉄道が走っていた高架橋があり、
現在は、その高架下のアーチに入った
アトリエやギャラリーが続いています。
とても雰囲気の良い通りでした。

そして、16時24分のTGVに乗る予定でしたが、
15時頃にはGare de Lyon駅に到着。
発券は、少しは手間取りましたが、すぐにできました。

この駅からは、リヨン(Lyon Perrache)や
モンペリエ(Montpellier)の他に、
スイスのローザンヌ(Lausanne)や
ジュネーブ(Geneve)、ベルン(Berne)などの
スイスの都市に行くTGVも出ていました。
クレルモン・フェラン(Clermont-Ferrand)行きの
在来線特急(Intercity)も出ています。
ここには、個人的にいつか行きたいと思っています。

気が付いたら、1本前=30分前のLyon-Perrache行きに、
「10分遅れ(Retard probable: 10min)」の文字が。
雲行きが怪しくなってきました。
しかし、これが発車しないうちに、
私の乗るTGV 6659は "voie E" から発車する
という表示が出ました。
ホームに入るところにある検札器を通し、
切符に「P LYON....07061016:11」の刻印。
無事に、TGV初乗車を果たしました。

TGV 6659は無事に定刻通り運行され、
上述の通り、無事にリヨンに着きました。
今回のヨーロッパ滞在も、
残すところあと2日間となりました。