「毎日同じことをやること」 ~ONの時代「スーパーヒーロー 終わりなき闘い」より

日本プロ野球で輝かしい成績を残し、
監督としてもチームを日本一に導いた
ONこと、王貞治氏と長嶋茂雄氏。
二人は、監督として一時は挫折を味わったものの、
その後、異なる方法により監督としての日本一も
経験したといいます。

今日のNHKスペシャル
「ONの時代 第2回
 『スーパーヒーロー 終わりなき闘い』」
を観た感想です。


現役時代、スーパーヒーローとして活躍した両氏は、
監督として、すぐに成功することはできませんでした。
選手は“スーパーヒーロー”の意図する所を汲めず、
監督自身も、現実の選手と理想とのギャップを
埋めることができなかったそうです。

一度は監督職を解任された後、
両氏は、再びプロ野球球団の監督に
就くことになります。そこで勝つために、
二人の取った方法は異なるものでした。

長嶋氏は、現役時代から実践していた
ファンを楽しませるプレーを選手に意識させ、
楽しみながら勝てる集団を作っていきました。

一方、王氏は、周囲の声を耳に傾けながら、
選手やコーチらのスタッフの心を掴むことで
チーム一丸となって勝てる集団を作りました。

二人が監督として選手やコーチを
マネジメントした方法には、
スーパーヒーローでなくとも、
いくつか学ぶべき点があるように思います。


二人はその後、ともに闘病生活も経験しましたが、
今年、"ON"誕生50周年を迎えたそうです。
長嶋氏は、脳梗塞の後遺症となった
半身麻痺に、苦しいリハビリで立ち向かっています。
このリハビリも、

「毎日、同じ(必要な)ことをやること」

という、トレーニングと同様に大切なことを実践し、
同じような症状に苦しむ人に勇気を与えています。


そして、"誕生"50周年を迎えた今、
これも「スタート」として、
これからも元気に活躍していこうと
二人で誓っているそうです。
「ヒーロー」も大変ですね。


最後に、テーマは少し違いますが、
今日読んだ記事を一つ。

王と長嶋
 ~プロ野球を国民スポーツにした2人の功労者~
 来る者「拒まず」の王と「選ぶ」長嶋
(リアルスポーツ)

 

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