AERAで大気中ナノ粒子の問題が取り上げられました

 朝日新聞出版の週刊誌『AERA』2014年4月21日号(同14日発売)に、私たちの研究内容と合わせて、大気中の超微小粒子(ナノ粒子)の問題が取り上げられました。
 以下に紹介します。


 「危ない排ガス“ナノ粒子”」
PM2.5だけじゃない・大気汚染の深刻な原因物質AERA 2014.4.21、69ページ)

 ここでは、様々な排出源からナノ粒子が空気中に放出されていること、それが独特の健康影響を及ぼすこと、しかし、ナノ粒子は計測自体が難しいために監視(モニター)・規制も難しいこと、そして計測・除去のための新たな技術の可能性について述べられています。

 ライターが取材の中でおそらく勉強もされながら、この記事の締めに書いてくださったこの一文に賛意を表したいと思います。

 「技術革新によって経済大国を築いた日本の「ものづくり」は、新たなリスクを克服する底力を持っている。」

 ※本件が大学のHPでも紹介されました。→こちら(2014年5月12日)

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以前の関連エントリ
PM2.5排出が減ったという新型ディーゼルエンジンのこと(2013年12月9日)
PM2.5-健康影響の懸念と数値解釈の注意点(2013年2月16日)
朝日新聞記事『超微粒子、母体→胎児の脳へ マウス実験、細胞に異常も』紹介など(2013年10月29日)